2021-08-24 22.21.41

今朝の朝日新聞には勇気をもらった。毎月、楽しみにしている論壇時評コーナーにはTBSラジオ「文化系トークラジオLife」や「Session」でおなじみの塚越健司先生が。そう、今年から論壇委員。そして、林香里先生の原稿が今月も深く、面白く。さらに『POSSE』の原稿や、伊藤和子さん、安田菜津紀さんの論考に光があたっており。林香里先生と新たな仲間たちに変わってから、朝日新聞の論壇時評コーナーは2.7倍くらい面白く、さらに深くなった。津田大介時代は、とにかく暗く、もう一歩の掘り下げが足りず。いい座組みだと思う。

2021-08-26 09.11.48

さらに、ベストセラー斎藤幸平さんの広告がドドンと。いま書いている本をなんとしてでも、この夏こそ仕上げようと思った次第だ。いまどきこんなベストセラーが生まれるなんて。そして、この広告。物書きの1人として勇気をもらった。

いや、何度か、毎月、増刷の連絡がきたことは、あるわけなのだが。今は生き残るのに精一杯で。でも、ベストセラーが出て、社員入りの広告がどどんと出る時には、僕は多くを望まなくて。阪急メンズ東京でいつもよりだいぶ多めに100万円くらいで服を買って、葉山に別荘を買って、一気にエコカーをということでBMWiXに買い換える他は、今まで通りに暮らす。

人新世の「資本論」 (集英社新書)
斎藤幸平
集英社
2020-10-16


しかし。この「ドドーンといきましょう、宣伝部長」(昔の広告代理店かよ)的な広告って、資本主義、新自由主義そのものじゃないか。ご本人のスタンス、主張との整合性はどうなのか。先日のフジロック出演&直前キャンセル同様、謎だ。まあ、彼というよりは、集英社、儲かっているなあという話なのだけど。

さ、書く。