全俺が泣いた。
島耕作シリーズの最新巻『相談役島耕作』の第3巻が発売された。はっきり言う。四の五の言わずに読んでほしい。できれば買ってほしい。「え、島耕作、読んだことないし」「いきなり最新巻でいいの?」と疑問を持つ人もいるだろう。いいのだ。なんとなくわかる。迷わず買えよ、買えばわかるさ。
最新巻は「神巻」であり、「圧巻」である。ネタバレするので詳細ははぶくが、ビジネスの最新のトレンド、イシューを取り上げつつ、エンタメ性も持ち合わせている。そのバランスが絶妙だ。40代前半の若さで社長となった、サックスプレイヤーでもある風花凜子の活躍、委員会設置会社への移行をめぐるドラマ、コーポレート・ガバナンスのあり方、LGBT婚、様々な人間ドラマ・・・。毎話、自然に涙がこみ上げてくる。
このシリーズはよく男尊女卑漫画、男社会漫画と言われる。たしかに、そう捉えれかねない展開や描写が特に初期の作品にあったことは事実だとしても、ぜひ、この最新巻は読んでほしい。まあ、男性の登場人物が相変わらず多いことは否定はできないものの、全国紙で報じられる企業社会の現状と比較するとだいぶ希望を持つことができるだろう。

島耕作は連載においては新型コロナウイルスに感染し。なぜかその件で、まるで家族がコロナ感染したかのように、私に心配の声や問い合わせが入っているのだが。今後も活躍を、さらにはナイスな枯れ方を期待している。まだまだ私は、島耕作を読みたいのだ。うむ。
