
大学生のサークルや、関連したニュースが多い1週間だった。個人的に気になったネタは、母校のプロレス研廃部問題、東大野球部連敗94でストップ、青学の学園祭でメタル禁止という騒動だ。
私の古巣である一橋大学世界プロレスリング同盟廃部の危機という話について考えよう。
21日(木)にネットニュースに載っていたことを、昨日、24日(日)に知る。
大学のプロレス研究会が廃部危機 ファンの嘆きの声
http://yukan-news.ameba.jp/20150521-106/
完全に見落としていた。
この件は、Twitterでつぶやいていた人を発見したこと、そして中川淳一郎のブログで知った。
一橋のプロレス研究会 入ると案外いいことあったりするぞ、その利点を教えてやるぞ、この野郎
http://blog.goo.ne.jp/konotawake/e/dc30896480aabb5f58aa8f7a3f5dd25c
要するに現役の一橋大学の部員が1名だけで、秋までに1人でも入れないと続かないぞ、という話。
もちろんショックだった。自分の古巣が無くなるのは生きてきた証拠が無くなるようで怖い。中川淳一郎は、サークルの存続のために大学院生になって部員になるという説
ただ、この手のことはOB・OGは応援団であって、いくらでも応援するつもりであるが、結局、大事なのは現役生である。現役生が続けたいのかどうか、部員以外の現役学生など周りにいる人が「続いて欲しい」と思っているか。それにかかっている。
そもそも、OB・OGが「廃部の危機」をネットニュースで知るという現実自体、どうかと思う。もちろん、私はもう卒業して20年近くになるOBなので、情報が伝わるのが遅かったのかもしれないが。
部員が少ない→オルグのためにお金が必要だ→金を出してくれ
とか
勧誘に協力してくれ
などの声をもっと早めに聞きたかったな。
それがないまま、こちらから動いても過剰なおせっかいにしかならない。
現役部員が少ないことの問題意識が足りなかったようにも思う。他校の部員は多数いる、OB・OGが多数参戦している、ゆえに学園祭では興行が続くという状態。一橋の現役部員を思う気持ちと、具体的な行動が少なかった。自戒を込めて言うならば。
最近、またプロレスが盛り上がってきたものの、とはいえ、今の大学生はプロレスを知らない世代である。私の少し後の世代から、ゴールデンタイムでの放送は既になかったが、さらに接点が少ないわけで。
一方、ここは頭の使いようだと思う。
プロレス研に入りたくないと思う理由は何なのか。障壁となっていることは何なのか。そもそも、これはプロも含めて、プロレスの概念を変える時期ではないのか、などだ。
いや、「解決策が分からないので、助けてください」も立派な方法だと思う。これでも少しは頭を使っている。
もっとも、プロレス研の勧誘というのは、やや無理ゲー感はある。やりたいと思う人しか入らないからだ。学生時代、意識高く入学式で勧誘活動を行っていた時に先輩から「お前、それ、やっても無駄だぞ」と言われたことがある。先輩とは言え、カチンときたのだが、とはいえ冷静になるとそれも正しい。来る奴は来るし、来ない奴は来ない。それがプロレス研究会だ。だから、入学式でオルグのためにビラを配ったのだが、誰も受け取ってくれない。「けっ、ちやほやされるのは今日だけだからな」とか、ビラを受け取らない親子を罵倒していたな。

プロレス研に対する想いは、先月の如水会会報で書いた。わざわざ一橋OBを探して、頼んで読んでくれた人もいるらしい。これをキッカケに久々に連絡がとれた人も。
自分の原点だ。失いたくはない。
1名だけになった一橋の現役部員、他大から参加している部員は、この組織をどうしたいのかを考えて欲しい。やりたいのか、どうか、と。そして、困ったらOB・OGをたよれ。何でも協力する。それこそ、金だって出す。ただ、「応援団」はフィールドに入ってはいけないから言われるまで何もしないけどな。
一つだけ勝手に応援することにしよう。
今のサークルに居心地が悪いなと思う奴、居場所がないなと思っている奴、自分を変えたい奴。
これを実現したい一橋大生はプロ研の門を叩いてみよう。2年生以上や院生だってOKだ。何かが変わるかもしれないゾ。
あの日々があったから、今日も楽しく仕事ができるんだよね。
さあ、今日も楽しくいきますかね。