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「10年後、どんな自分になっていたいですか?」

就活の面接でよくある質問だ。将来のビジョン、関連して成長するスタンス、価値観などを問う質問である。ここ数年はオリンピックに合わせて「2020年」がキーワードになることが多い。要するに5年後なのだけど。

自分がどうなりたいのかということを考えることに、ワクワクする人も、そうじゃない人もいるわけだけど。

「自分」と言いつつ、これは「社会」とか「会社」とか「家庭」などとも関係はあるわけで。

視点を変えて、10年前は何をしていたかと考えてみる。この10年間、どれだけ成長、変化したのかと。

こういう時にブログやPCは便利で、10年前の今頃、何をしていたのかがわかる。

10年前の3月14日は1日に数回、ブログを更新している。新卒で入ったリクルートで「じゃらんnet」の営業企画担当をしていた。仕事はそこそこ面白かったが、悩みの多い時期だったようにも思う。精神的にも体力的にも弱っていたかな。

そういえば、10年前は初めて転職した年だった。

それから2回転職し、さらにフリーランスになり、大学院生になり、さらには大学の先生になるなんて思わなかったな。著者にもなることができたし。

何か変わりたい衝動があったのは事実だけど。

はっきり言って、このころの私はダメ社員でしかなかった。仕事で褒められたこともほぼなかった。なんというか、でも、こういう模索の時代があるから、あとで笑えるんだよね。

今だって、紆余曲折、試行錯誤の繰り返しだ。

あの頃よりは成長できているということをふと確認した次第だ。ありがとう。



最新作はそういうわけで、滾るようなエッセイ。読者に受け入れられるかどうかは分からない。でも、言いたいことは言った。

発売をお楽しみに。

3月27日(金)のイベントでも手売りするよ。

さぁ、今日も楽しくいきますかね。