DSC03181

中川淳一郎君のエントリーが激しく面白かった

田原総一郎に学ぶ田原メソッド議論術 これはお前ら、相手を委縮させるために役立つぞ、活用してくれ http://blog.goo.ne.jp/konotawake/e/773150f8ef76a5fc745444e3558633c2

先日の『朝まで生テレビ!』を例に、田原総一朗がいかに老害であるかを説明している。彼が言う通り「田原メソッド議論術」というものは、たしかにある。相手が絶対に知らないこと、答えられそうにないことを聞いて、「ちがーう!」と言うやり方である。なるほど、これは便利だ。会社でも使えそうではないか。これなら、いくらキレ者の若手社員も戦意喪失に追い込むことができる。

ぶっちゃけ、早寝早起きなのと、あまりに不毛な議論が続いているので、先日の『朝まで生テレビ!』は見なかったのだが、中川のブログによると、こんなやりとりがあったという。

チェルノブイリの方へ取材に行った東浩紀さんの報告を受け、一緒に行った津田大介さんがその時の状況を報告しようとしたら、司会の田原総一郎さんが突然津田さんの話そうとした流れをぶった切ってこう聞きました。

「具体的に聞きたい! チェルノブイリで何人死んでるの! 何人病気になってるの!」

 津田さんは「数千人では…」と答えたものの、東さんが「ここは僕らが言うことではない」的なことを言ってフォローしたのですね。そりゃそうですよ、東さんと津田さんは「チェルノブイリ被害人数調査員」ではないですからね。すると、別のオッサンが「国連の調査では60人」みたいなことを言い、東さんは「このことを延々話したら、時間がないから(やめませんか)」的なことを言い、その場を収めようとしました。

 そして、田原さんは先ほどの主張について「東さんは何を言いたいんだ、と聞きたいんだ」と質問の意図を説明しました。

 と言われても、もはや「何人死んでる」を聞かれて具体的なことを言えなかった東さん、津田さんはすでに戦意喪失であります。

 これぞまさに「田原無双!!!」な「田原メソッド議論術」であります!

 これは、

【1】「絶対に相手が答えられないであろう質問をし、相手をビビらせる」
【2】「自分は答えを知っているから、それを突きつけ、相手に勝利する」



いろんな意味で、興味深い。同番組は日本でも長く続いている討論番組の一つだが、あくまで言論ショーであり、見世物的である。その諸悪の根源は、司会者である田原総一朗氏だと思っている。自由な議論だなんてものはウソで、みんな、司会者の田原総一朗氏の掌の上で踊らされているだけだ。しかも、楽しく踊らさせくれるのならいいのだが、出演者が気持よく踊っているように見えた試しがない(あまりに不毛で番組を見ていないので、素晴らしい回があったとしたら教えて欲しい)。

この話法の元なら、議論なんて、何回やったって無駄ではないか。津田大介氏や東浩紀氏のような気鋭の論者を呼んでいるようで、光を消しているだけではないか。

最近では、議論を仕切れていない場面も目立つようになった。司会者失格である。すでに荻上チキ氏などの司会スキルは田原氏を大きく超えていると思う。

これぞまさに「老害」である。

私も猛反省した。なんせ、私のニックネームは「若き老害」である。しかし、約1か月後に40歳になるので、もう若くないし、「老害」っぷりでは、田原総一朗氏にまるでかなわないことを認識した次第である。私、こう見えて、相手の話を聞くし。

自分はまだまだ老害になりえていないことを猛反省した。老害修行が足りない。日々精進することにしよう。

というわけで、この話法は、会社の中で上の世代が生き残るには、有効な方法のようだが、嫌われること間違いなしである。

このような方が司会をしている番組が日本を代表する討論番組になっていることを激しく憂うのである。

田原さん、1回、朝ナマを荻上チキ氏か津田大介氏にまかせてみましょうや。老害として褒められるのも、悲しいもんですぜ、お互い。