機動戦士ガンダムUC [MOBILE SUIT GUNDAM UC] 6 (初回限定版) [Blu-ray]
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鳩山由紀夫元首相の母、鳩山安子さんが11日、多臓器不全のため都内の病院でお亡くなりになった。

なんせ、鳩山家のゴッドマザーである。すでに生前に由紀夫氏と邦夫氏にそれぞれ42億円ずつ財産を贈与したという話も、一部で報道されている。

ブリヂストン創業者・石橋正二郎の長女であり、外務大臣、大蔵事務次官などを務めた鳩山威一郎の妻である。

政治家としての鳩山由紀夫氏、邦夫氏にはあまり興味が無いのだけど、鳩山家には興味がある。

なぜ、このように人材を輩出し続ける家族が存在するのか?と。

家族の伝統だとか、元々の地盤、基盤、看板があるからと言えばそれまでだが。親から子へ、子から孫へ、大事にして伝えていることがある、のかな。

ふとある作品のことを思い出した。もうすぐ、第6話が劇場と、BD、DVDで公開される『ガンダムUC』である。アニマックスでも放送されるとのことで盛り上がっている。私も発売された分はすべてBDで持っている。そういえば、2月20日(水)の読売新聞夕刊に掲載されるのだが、先日は富野由悠季氏、福井晴敏氏との鼎談も行なうことができた。夢のような時間だった(どこまで掲載されるかな・・・)。ぞくぞくするストーリーと、21世紀ならではの映像がたまらないのだが・・・。

『ガンダムUC』のテーマの一つは、「家族の血」だと思っている。中でも非常に印象に残っているのが、ザビ家の末裔であるミネバ・ザビの活躍だ。見た目は普通の美しい10代の少女のようで、時にザビ家の人間の顔を見せる。凛としていて、強い。何が彼女をそうさせるのだろう?

血だと言えばそれまでだが。

家族の中でも、周りの期待からも、「大事にしているもの」が伝わっているような。

この手の話をすると、「それは、名家の話だろう」ということで片付けられそうだけど、そうだろうか。

どんなに平凡な家庭でも、親から息子へ、息子から孫へ伝えているものはあるはずだ。

早くに父親を亡くし、祖父母ももう亡くなっている私には、この世に親は母親しかいない。あとは、妻のお父様、お母様か。

やや、縁起が悪い話だが・・・。最近、「会いたい人」の死が続いている。リクルートの創業者、江副浩正氏、国際教養大学学長の中嶋嶺雄氏などである。60代後半以上の人は、突然亡くなることがあるということを再認識したわけである。

母親には長生きしてもらいたいし、そうなると信じているのだが、私が母親から教えてもらうことができる時間が「有限」であることは冷徹な事実である。

私にはまだ子どもがいないが、子どもに伝えなければならないこともまたあるだろう。

その過程において、「家族として、大切にしていること」が伝えられていくのだろう。

私の家族の場合、不器用でも、マジで生きること、なのかな。あとは、好きな分野があって、オタクであるということかな。

私がラッキーだったのは、母の仕事ぶりの一部を間近で見ることができたこと、また、現在、母親と同じとは言わないが、近い仕事をしていることだ。互いに、誰の親で、誰の子であるかは公にしないという約束なのだけど、関係者にはなんとなくバレてる。当時、煙草と珈琲を愛し、書斎でワープロに向かい続ける母、人前に出るときは、いつも服装や髪型に気を使う母のプロ根性のようなものを見ることができたのは、ラッキーだった。

それは、私にも生きているかな。日々、原稿を書くことや講演・講義の準備に追われている。そして、教壇に上がるときは、15回の講義をできるだけ毎回違う服を着ていくことには実はこだわっている。自分で言うなよという話だし、人がどう評価しているのかはあれなのだけど、学生の前ではオシャレをすることにこだわっている。これはセルフ・ブランディングなんてものではなくて、教育の一部なのだ。

「子どもは親の背中を見て育つ」と言うが、日本の企業社会においては、仕事における背中を見ることができずに育つのが普通だ。だから、就活の時になっても、「そういえば、ウチの親父って何やっている人なんだろう?」と悩んだり。その点、親と同じ(あるいは近い)仕事をしている人は友人・知人にも結構いて、これは幸せなことだなと思ったり。親子ともにドラマーとか、医者とか、編集者とか、研究者とかね。手に職系の仕事に多いのだけど。

故・鳩山安子さんの場合、ご本人は政治家というわけではなかったが、政治家を多数輩出している家族として、大切にしてきたことを伝えたのかな。

賛否はあるのだろうが、次の世代、時代を作ることにマジだった人とも解釈できるのではないだろうか。

親として、背中を見せること、押してあげることにこだわっていたような。

鳩山家と、ガンダムUCからそんなことを考えた38歳の朝。

PS そうそう、NHK出版さんの「30代のもやもや」というブログで、家族について思うことを語っているので、興味のある人はどうぞ。