くたばれ!就職氷河期  角川SSC新書  就活格差を乗り越えろ (角川SSC新書)
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こんなニュースが。

<経団連>採用遅らせ検討 「3年生の1月以降」など数案

なるほどね。

昨日、某大御所論客と対談し、就活を始める時期問題の深さを再認識した次第だ。一方、何度も指摘しているが、就活の早期化は別にナビサイトのオープン時期などだけの問題じゃなく、これだけ就職難が報道され、大学に入っても別に付加価値が上がるとは限らず、雇用が約束されない時代になっているからそりゃ危機感持つだろという状況に気づくべきだと思うのだ。

キャリア教育やインターンシップの推進により目覚めてしまう構造にもね。



まぁ、この手のことはさんざん書いてきたので、今日は別の視点で。就活の時期見直し論はいつも「いつ、何をもってスタートとするか?」にばかり焦点が当たる。

現状から考えると実は、始める時期よりも「いつ、どう終わらせるか?」「そこに対して学生、大学、企業の納得感があるか?」という問題を意識しなくちゃね。この視点、抜けているんじゃないかな?

学生と企業の出会い方を変えない限り、結局、大企業、人気企業に応募が集中する構造は変わらないと思う。大学関係者(特にキャリアセンター職員)から総合商社の採用時期見直しの提案があったときに、問題提起されたのが、「学生が中堅・中小企業に目が向くタイミングが遅くなってしまう」「短期決戦であっという間に就職留年が決まってしまう」ということだ。

理系における研究活動や、文理系ともに卒論などもあるので、結局、学業は阻害するしね。

今度、某経済誌で書くが、選考の肥大化、煩雑化にもメスを入れるべきなのではないかと思う。一方、ここは議論があるところで、納得感のある選考とは何なのか?という話になるな。中国みたいに1.5日で選考が終わるやり方をどうみるか?議論は分かれるだろうな。


話が前後するが、例えば公的エージェント、しかも現在のある意味中堅・中小企業に対して失礼な「敗者復活戦」的な位置づけのマッチングではなく、負荷なく適職に出会える仕組みも検討するべきじゃないかな。大企業を含めてね。


極論は卒業後就活なら、学生生活に集中できるのだろうけど、社会との接続は意識しなくてはならない。そして、一部ではあるものの貧困学生が増えつつある中、その流れはむしろ新卒無業者を増やしてしまうことだろう。昨日の某論客との対談でも出たのだが(若干、ネタバレですまない)一部で実践されているローコストで大学に残れる仕組みも検討するべきかな。いや、コスト増になり大変なのだけど。


就活をどう終わらせるか?その視点を大切にするべきだと思ったり。そのために、最近、関心があるのが、「出会い方」「評価の仕方」をどう変えるのかということなんだな。


うむ。


私は「しょせん雇用素人の面接屋なので、本質的な切りこみが出来ない人」(BY 城繁幸)なのだが、逆にその視点で、各論で考えないといけないと思ったりもするのだ、うむ。

そうそう、拙著がアマゾンでまたランキングが上がっている。何があったのだろう?昨日、対談した大御所論客にもご評価頂ける部分があり、嬉しかったな。よろしければ手にとって頂きたい。

まぁ、暗い話もいっぱいだけど、世の中を明るくするために、小さな革命を起こそうじゃないか。
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