ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
著者:楠木 建
東洋経済新報社(2010-04-23)
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一橋大学国際経営戦略研究科の楠木建教授の本、『ストーリーとしての競争戦略』が12刷5万部を突破したという話を聞いた。

嬉しい。

2,940円という、決して安くない値段なのだが。

今年の出版界といえば、もしドラやニーチェ、サンデルなんかが話題だったし、最後になって水嶋ヒロポンという黒船がやってきたわけだし、電子書籍に向けた兆しもあったわけだけど、実はこういう硬派な、重厚な本が売れていたという事実にもっと注目するべきではないかな。

学生と会っていても、「本を買う学生」は意外に硬派な、重厚な本を読んでいる。こんな時代だからこそ、求めるものは「本物」っていうことなのかな。

最近映画化された『ノルウェイの森』でも、永沢さんが言う自分は人生は短いから、死んだ作家の本しか読まないという趣旨のセリフがあったな、そういえば。

「残る本をつくる」来年以降はこれにこだわりたいな。そういえば、勝間和代さんも「ミリオンセラーは目指さない」宣言をしていたな。いいことだと思う。勝間さんの新作に関して、あまり語られないことだけど、実は勝間さんの単著がしばらく出なかったことは大きなニュースだと思う。一時は月刊勝間和代だったからね。

楠木先生は95年に私が商学部に転学部した後、お世話になったのだ。彼が担当していた「生産管理」は大学4年間の中で最も面白い講義のひとつだった。1限だったのだけど、楽しみで、楽しみで、一生懸命通った。フランクであり、学問に対して極めて熱い方だった。

ふと気づいた。長年の夢だった、「サラリーマンをしながら大学講師になる」ということを今年、一応達成できたのだが、まだ楠木先生のような講義は1回も出来ていない。学んだことをまったく活かしていないじゃないか。いや、活かしていなくはないのだけど。

来年は「教える」ということについて、日本国内の大学講師の中で1.5流以上になることを目指そう。

日本の大学は今、あり方が問われている。私もそんな意見を発信している。講義の受講生が人生の中で、ふと思い出してもらえるような、そんな講義を目指したい。

一つ一つ、眼の前のことをマジでやろう。まずは今日の名古屋での講演会から。

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