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アーティスト:Radiohead
Capitol(2000-09-14)
おすすめ度:5.0
販売元:Amazon.co.jp
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金曜日。

朝から幹部会。自社の商品・サービスについて意見交換をする。あっと言う間に時間がすぎる。独自性・優位性をさらに高めつつ、フォーカスポイントを定めよう。

ラーメンを食べて、市ヶ谷へ。某大学のキャリアセンター部長を某新聞社さんにご紹介。

その後、某出版社に移動して次回作の打ち合わせ。「就活」以外のジャンルの本を構想中。「仕事」に関する本なのだが。ある意味、「生き方」を伝える本だな。

ご担当の編集者さんとは、実に約3年前に出会ったのだ。『考具』の加藤さん主催の飲みだったな。作家デビューしたばかりの頃だった。それからの私をずっと見守っていただいていて感謝しているのだ。自分だけでは気づかない、私の「いいところ」を気付かせてくれている感じなのだ。1作、ご一緒させて頂いたのだが、この方とは「何度でも仕事をしたい」と思う方なのだ。実に気持ちよく書かせてくれる一方で、私の魅力を引き出してくれているのだ。そういう編集者さんって素敵だ。

そうだ、商業出版デビューから実に丸3年じゃないか。あの頃は、「本を1冊出せたら、もう人生思い残すことはない」と本気で思っていた。来月出る新書で実に14冊目になるな。そして、今、11月に出る15冊目の執筆が始まっている(…書かなくちゃ。やれんのか?)。

いや、今頂いているご依頼の後は少しペースを落とそうと思っているのだ。

今まで書いてきた本は、それぞれ、その時々で魂かけたものだと思っている。ただ、今日の打ち合わせでも話題になった稲泉連さんの『仕事漂流』を始め、「時間をかけないと書けっこない本」「身震いする本」「鳥肌が立つ本」を書きたいのだ。

おかげさまで、何作かはヒット、話題作に恵まれ、何とか生き残っている。仕事の依頼もどんどんきている。

ただ、自分が「成長」ではなく「膨張」していると感じる瞬間はあるんだな。はっきり言って、「就活本バブル」にのっただけ、「常見バブル」と言われても強く反論できないと思う。自分が実力以上に評価されていることは、自分自身が一番知っている。そして、自分が消費されていると感じる瞬間も正直ある。

昨年は5冊出版したが、増刷がかかった本はゼロだった。疾走していたようで、迷走していたのかもしれない。

4月に出した『就活難民にならないための大学生活30のルール』はおかげさまで4刷14,000部となり、ついに初版の部数の倍となる数になった。別に大ヒットではない。ヒットとも言えないかもしれない。でも、確実に手に届いていることが嬉しい。自分にとっては意地だし、進退をかけていた。

私が過去に読んで鳥肌がたった本『失敗の本質』(野中郁次郎他)、『知識創造企業』(野中郁次郎、竹内弘高)、『企業参謀』(大前研一)、『夕やけを見ていた男――評伝梶原一騎』(斎藤貴男 私が読んだのは文庫の梶原一騎伝)、『1976年のアントニオ猪木』(柳澤健)を超える本はもちろん書けていない。

周りにいる師匠や仲間が書いた本を超える本ももちろん書けていない。

そういえば、大学時代からお世話になっている楠木建先生の『ストーリーとしての競争戦略』が売れている。もう何刷りなんだろう?

以前、お会いした際に自分の本を渡したところ「学者にはこんな売れる本は書けないよなぁ」と仰っていた。でも、今回の本は大ヒットと言って良い売れ行きだ。3,000円近い本が飛ぶように売れているのだから。内容的にも別に売れ筋を狙ったわけでもない。だいたい、売れようと思ったら3,000円という値付けはしないだろうな。「本物」を書けば皆の心に響き、認められるっていうことなんだろう。

ちょうど今日は、茂木バブル、勝間バブル、池上バブルに関する大手書店チェーン店店長のコメントが話題となり、内田樹さん、茂木さん、勝間さんがそれぞれブログでコメントしていた。

勝間さんのブログにリンク先がまとまっており、彼女の意見も掲載されているので、ご一読頂きたい。

「残る本」「名作」「傑作」を作ろう。

まずは、今、取り組んでいる本から。

そして、今日打ち合わせした編集者さんとは、今までと違うジャンルで、「人間の生き方」を伝える本を創りたいんだな。

歴史に残る傑作を作るために、私は創り、挑み、超えていくのだ。

ひとつだけフォローすると、多作=粗製濫造と決め付けるのはちょっと違うと思うのだ。1作に時間をかけた方がよいと思っており、今後の仕事はそうするのだが、時間をかける=質が上がるとは限らない。そして、期間は短くても、それこそ睡眠時間を削り、朝5時に起きて、週末も書いてるから実質、かけている時間は結構なものになっている。さらに、日々の仕事がそのままインプットの場になっているんだな。うむ。

私は仕事を「断らない」ことによって、厳しい環境に自分の身を置き、成長した部分はあるとおもうし。そして、「断らない」と言いつつ、だんだん自分に合った仕事が、いい感じのペースでくるようになるんだな。

そして、商業出版である以上、「作品」ではなく、「商品」を扱っているということも前提として意識したい。いや、もちろん質にはこだわるのだが、手にとって頂いた人が値段分以上の価値を感じないといけないんだな。

さらに、売れる=価値が認められたということなのだから、ここはこだわるべきなのかなと思っている。バブルと言われている著者に関しても、読者が値段以上の価値を感じているかどうかがポイントなのかなと思ったり。もちろん、最近はamazonや紀伊國屋書店で著者買いしまくるなど、「売れる」が「偽造」「捏造」されていてよくないなぁと思うのだけど。

長くなったが、言いたいことは、「成長」なのか「膨張」なのかを謙虚に認識しつつ、読者を裏切らないよう「傑作」「名作」にこだわりたいなということなのだ。そのために、試行錯誤をサボらないのだ。

今後ともよろしく。

というわけで、この新企画は絶対にカタチにする。新しいジャンルへのチャレンジ。お楽しみに。

で、夕方から会社に戻り、インターン生の面談をした後、怒涛の経費精算。…ためまくっていた。金額、怖くて書けない。あはは。気をつけよう。

帰宅し、妻が作ったビビンパを食べて、ビールを飲んだら気づけば4時だった。いかんいかん。疲れていたのね。

今日のオススメはこれ。久々に聴いた。暗くて好き。たまにRADIOHEADを聴きたくなるんだな。

夏の泊まりこみ企画は大好評募集中。参加者が20名を突破した!感激!

20日にはこんなワークショップもやる。書き下ろしコンテンツで臨む予定。

再来週発売の『絶対やってはいけない!負ける面接100』は絶賛予約受付中。通称「マケメン」。具体的な失敗例から学ぶのだ。

『最強「内定」請負人 就活の答え』『就活難民にならないための大学生活30のルール』も絶賛発売中。ぜひ!

あと、8月21日(土)には朝から材木座海岸で暗黒海水浴をやる。参加者ゆるゆると増えている。企画立てなくちゃ。

今日はBBQ!そして、X JAPANのライブ!もっともっと働かなくちゃなんだが、今日は遊ぶ。休む!さぁ、今日も楽しくいきますかね!
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