僕がどんなに朝日新聞ポッドキャストを好きか、君は知らない。泣いた。5月4日の朝日新聞朝刊で、1面ぶちぬきで同社のポッドキャストが紹介されていたのだ。300万DLを達成したのだという。

いかにも自社の案件ではあるが、いやいや、これだけのページを勝ち取ることができたのは、メディア界の三大スケの一人、神田大介氏の獅子奮迅の努力、ALL MY LIFEをかけた覚悟の賜物である。そして、ルビコン川を渡る、その前に会社の近くにある勝鬨橋を渡るほどの決意を朝日新聞から感じた次第だ。しかも、この特集には同社のOBであり、やはりメディア界の三大スケの一人、古田大輔氏も登場している。66.666%がここに。さらに、社会面では津田大介も登場。一気通貫、国士無双、フルハウス状態だった。

大赤字、社長交代などの報道があった朝日新聞であるが、幼少期から朝日新聞と岩波書店を愛してきた朝日・岩波文化人志望者としては、今が一番おもしろいのではないかと言いたい。各欄ともに、新しいことをやろうという熱を感じる。多様な記者が活躍している。特に最近ではオピニオン関連のページと、このポッドキャストが面白い。

大人たちのFour Seasonsに寄り添うテーマ展開、深夜番組的な悪ノリ、ハリウッド・スキャンダルなみにポロリと出るネタ。今朝の神田大介氏のコメントにもあるが、膨大な記者ノートを活用した、ここだけの話は聴き応えがある。地上波でも、ラジオでも「言えないよ」というレベルのネタが展開される。なにもかも忘れないという記者の想いが伝わってくる。時に、明らかにケアレス・ウィスパー的な悪ノリ、失言もあるのだが。オールナイトニッポンを聴いていたあの夏の日を思い出す。これらを絶妙なバランスで展開する神田大介氏の手腕はまさに、ゴールドフィンガーだ。ぜひ、聴いて泣けばいい。

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もっとも、今朝の朝刊をみて、私の1/3の純情な感情、曖昧な不安が渦巻いた。この露出で人気が出過ぎてしまうのではないか。マイルドになってしまうのではないか。あたかも、XがX JAPANになったときのような、喜びと寂しさを感じた次第である。メジャーになって、マイルドになってしまうのではないか。下北沢のライブハウスから、東京ドームに駆け上がっていくような。「応援していたよかった」という喜びと「無難になるのでは」という不安が渦巻いている。私の哀しみの黒い瞳がスマホの画面を覗いている。2億4千万の耳に届いてほしいのではあるが。

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というわけで、ますますリスナーを増やしてもらいつつも、この悪ノリ感を忘れないでほしい。少年時代の「ぼくだけがきいたラジオのやばいはなし」的なレア感、インディーズ感を大切に。

よかった。朝日新聞ポッドキャストがある時代に生きていて、私は本当によかった!


私も何度も出ているので聴いてね。

・・・郷ひろみの曲のタイトルを散りばめたの、気づいた?