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大晦日だ。2017年も終わりなのだけど、そんな実感もわかず。初めての3人での年越し。

うん、娘が生まれ、一緒に住む家族が3人になったというのが大きな変化だ。

私は父と11年しか一緒に生きていない。母は知性と情熱と美しさを兼ね備えた私にとっては勿体ない人だ。「普通の親とは何か?」というのは実は自分の人生の中での大きな問いとなのだけど。実際は、目の前のことをやるしかなく。

そんなこんなで、3人の奇妙な冒険の日々は続いていく。こう見えて、私は家事中心の毎日をおくっており。やれ男性の家事・育児への参加だとか、イクメンだなどと言うつもりはない。私なりにやりたいことをやっているだけだ。

産休・育休後の女性が発する悩みのように「以前のように働けない」という想いは正直ある。もっとも、じゃあ以前はまっとうな仕事をしていたかというと私の場合は疑問で。前に進むしかない。

それにしても、仕事をしない1年だった。働かなかったな。勉強もしなかったな。生きていてすみませんというレベルの罪悪感を抱きつつ、日々を生きてきた。

気を使われているのか、嫌われているのか、飲みの誘いもあまりなく。人と会わない1年だったな。

子供が生まれると、丸くなると言うが、私はむしろ厳しくなったように思う。社会への怒りはますます増しており。子供を授かったからこそ見える世界というものもあり。

相変わらずネット上でオピニオンのようなものを書き散らかしてきたが、院内集会を開いたり、選挙の応援演説をしたりと、社会に対して何か言う機会は増えたかな。

ほとんどの人に祝ってもらえなかったけれど、著者デビュー10周年。なんとか生き残っている。でも、この先は分からない。まあ、人間として生き残ることができればそれでいい。

40代後半以降の身の振り方も考えつつ。あまり考えすぎると悲しくなるので、前に進むしかないんだな。

10年前の私は、著者デビューしたばかりで、でもまだ会社員で、さあこれからどこに行こうと模索していた。20年前の私は、社会人1年目で、毎日が辛かった。30年前の私はひたすら自由になりたかった、40年前は新聞やテレビの向こうのことに関心を持ち始めたばかりだったっけ。

相変わらず何者でもないのだけど、娘と妻のために生きるのだという覚悟はできたかな。

震えるような感動がある一方で、なんともいえない中途半端感がある1年だったけど、明日からまた生きるよ。

今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。

忘れないでください。私が存在していることを。