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ヤンキー母校に帰る。

それはそうと、桑田佳祐の紅白歌合戦出場が発表された。私はホッと胸をなでおろした。これは安室奈美恵出演以上のビッグニュースである。予定調和など無視して、ぜひ、大暴れして頂きたい。

私は安室奈美恵出演について、彼女らしくないなとか、紅組が有利になる、引退を控える中、大晦日まで働く必要があるのかという点から批判してきた。ブログの内容がJ-CASTニュースに取り上げられ、やや炎上気味になった。

しかし、NHKは安室に対して、最高の刺客を用意してくれた。特別枠とはいえ、桑田佳祐は最終鬼畜兵器とも言えるものだ。ぜひ、安室引退に対して負けないインパクトを残して欲しい。

同時に、NHKもなかなかあっぱれである。公共放送とはいえ、資本の走狗と化した日和見主義者同然かと思ってしまっていたが、見直した。安室奈美恵投入により、紅組が有利になってしまうと思いきや、桑田佳祐という究極兵器を用意するとは。これで、勝敗が分からなくなってきた。いや、訂正しよう。白組の勝利を確信するに至った。しかも、これだけNHKの不祥事が続いている中、紅白に自ら桑田佳祐という毒を投入するとは。

リクルート創業者の江副浩正の言葉「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という言葉を思い出した。リクルート時代を人生最高の時代と信じてやまず、辞めてからパッとしないOB・OGが連呼するこの言葉だが、NHKの今回の取り組みには自己革新の魂を感じる。ますます社内の浄化を頑張って欲しいのだが。

桑田佳祐は特別枠ではあるが、白組の仲間のようなものである。安室奈美恵引退のお祝いムードも結構だが、ここは格の違いを見せつけ、前向きに引導を渡して欲しい。闘いの爆発をかちとるために奮闘して頂きたい。

決戦まで10日をきった。すべての闘う白組ファンたちよ、闘いの烽火をあげよう。進撃せよ!白組の構成員よ、たたかう隊列をうち固めよ!

「働き方改革」の不都合な真実
おおたとしまさ
イースト・プレス
2017-11-17


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