最新作の電子版が今週、発売される。お陰様で、Kindle版はジャンル別のチャートに入っていたような。
もっとも、実に複雑な心境である。書籍が電子化されるたびに、「今回は電子版で大ヒットなのでは?」と意地汚く期待してしまうのだが。たいてい、そこまでは売れない。今回ほど、紙で買って頂きたいと思ったことはなく。
なんせ、憧れの喜国雅彦さんに帯を書いてもらったわけで。電子版にはそれがないわけで(そう、ないのよ)。
一読者としては、電子版は見事に使い分けるようになり。新聞はすべて電子版なのだけど、さらには雑誌も電子版率が高くなってきたし、dマガジンやKindleUnlimitedで読み漁っていたりするのだけど、書籍は紙が多いかな。紙ならではの質感が好きだし。人に貸したり、あげたりできるし。
今後も何度も「電子書籍元年」と連呼されるのだろうけど、少しずつ変化するのだろうな。
というわけで、最新作は紙でよろしくね。