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クリスマスだ。今日、メールマガジンを発射したのだが(登録はこちらから)、「陽平先生のホームルーム」という人生相談コーナーに「自分がサンタであることを子供にいつまで隠すか?」という相談がきていた。

この回答が実に好評で、ある大手企業の宣伝部長からは「これぞ、クリスマスプレゼント!大笑いした!」というメールを頂いた。抜粋するので、同じような悩みを抱えている人は、ぜひ読んで頂きたい。

5.陽平先生のホームルーム

Q.自分がサンタであることを何歳まで隠すか?
常見先生、こんにちは。千葉県在住の会社員です。小3の息子、小1の娘がいます。子供たちの教育に関して、相談したいことがあります。クリスマスが迫ってきたのですが、いつまで自分がサンタであることを隠し通すか悩んでいます。

どうやら、子供たちも学校で「あれはお父さん、お母さんがやっているんだよ」という噂を聞いてきたそうで。先生は「若者に社会の厳しい現実を伝えるべきだ」「絶望から始まる希望もある」と主張されていますが、こればっかりはいつまで隠し通すか悩んでいます。子供たちも成長し、なかなか寝なくなりました。今年、どうやってサンタからのプレゼントを渡すか。いつまで続けるのか。きっとこんなことで悩んでいる親たちは多いと思います。先生のご意見をお聞かせください。
(下町ラケット 34歳 会社員・男性 千葉県在住)

A.それは、墓場まで持って行きなさい
おい、お前!そのリングネーム、いやペンネームは、なんだ?いかにもヒット作品に便乗している上、テニス好きをアピールしているな。いや、下町に住んでいるのだが、まさに近所に小さなコートがあるんだわ。老人たちがプレイしているぞ。どうでもいいが、『ユーキャン新語・流行語大賞』の授賞式&パーティーに行ったのだが、松岡修造が出てきた瞬間、会場の温度が数度上がったぞ。

で、この質問の件だが、お前はサンタとは何かということを全然わかっていない。その日、その瞬間、お前はサンタなんだ。就活生がその企業の面接の30分間は「御社は第一志望です」と言うように、子供たちにプレゼントを用意し、寝ているうちに寝床に置くという行為をしている数十秒の間、アナタは、サンタなのだ。それを子供に伝えるなんて。夢を壊すのはやめなさい。

お前の娘が結婚する時、披露宴の「親への手紙」コーナー(あれは感動の押し売りだな)で「お父さん、小1のクリスマスのこと、覚えているよ。お父さんは“今まで黙っていてごめん、オレがサンタだったんだ”と教えてくれたね。お父さんはいつも正直ですごいなって思ったよ。お父さんはいつも社会の現実を教えてくれました。左遷されて冷や飯を食わされたことも、年収が3割減ったこともお母さんやお兄ちゃんや私に隠さず教えてくれましたね。毎晩、食卓で発泡酒を飲みながら話してくれた出向先の今野部長への恨み・つらみは、胸を
打つものがあったよ。あいつ、本社では課長級だって教えてくれたね。お父さんは課長だけど、本社では係長級だったんだよね。私もだから、自分に正直に生きたいと思っています。昔、遊びまくっていたことは、これから一緒に人生を歩いて行く太郎さんにも全部伝えています。そしたら、太郎さんも“わりい、オレも遊びまくっていたんだ”って言ってくれました。これからも自分に正直に生きます。正直者に育ててくれてありがとう」なんてスピーチをするんだぞ。

それでもいいのか?

それは冗談として、嘘をつくのはいけないというが、幸せになるための嘘というのはあると思う。いや、これは嘘ではない。現にお前は、サンタではないか、その瞬間。

ウチの家にも昔、サンタがきていた。ある年、サンタが枕元に置いていった本には「ノストラダムスの大予言」のことが書いてあって。クリスマスに「人類滅亡」ってどうよ。それで1999年まではずっと心が重い状態で過ごしたけどな。高校の時は、枕元に5,000円札がそのまま置いてあった。それでも、サンタは、サンタなんだ(松山千春の「恋」のサビ「それでも恋は恋」風に読むこと)。内地に出てきて、石油ストーブではなく、エアコンの部屋に住むようになってからサンタは来なくなった。近い将来、ベランダジャグジーとBBQの出来る庭とクルマを2台おける駐車場つきの一軒家を立てたら、必ず煙突を設置しようと思っているよ。サンタを召喚するためにね。

というわけで、その話は墓場まで持って行きなさい。何でもネットなんかが物事を可視化していく時代だけど、サンタはいるんだよ。クリスマスはサンタになりきれ。応援しているぞ。

以上、メルマガより。

クリスマスプレゼントには私の本をよろしくね!