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また嫌いなウェブサービスができてしまった。

NEWS PICKSだ。

東洋経済オンラインの前編集長、佐々木紀彦氏が執行役員をしている、あれだ。
(なお、彼の功績の真偽についてはこんな記事を書いたので、お時間がある時に読んで頂きたい)

もともと、意識高い系の臭いがして距離をおいていた。登録しようとしたら、「この人をフォロー」みたいな画面が出てきて、ウザいので使うのをやめたが、どうやら登録していることになっているらしい。やめたいのだが、どうしたら良いだろう?それくらいこのサービスを疑ってしまった。

このサービスは、いわばニュースキュレーションサービスなのだと認識している。要するに注目のネットニュースが掲載される。ピッカーと呼ばれる人(含:著名人)がニュースを取り上げ、その解説コメントが掲載されるのだ。

先日、東洋経済オンラインでこんな記事を書いた。意識高い系に関する記事だ。

職場にはびこる「意識高い系」という名の病 NHKドラマに人材マネジメントの課題を見た! | 「若き老害」常見陽平が行く - 東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/62806

要するに意識高い系をテーマにしたNHKドラマが始まったので、そのプロデューサー、ディレクターを取材した記事である。

この後の議論につながるので、可能ならクリックして最後まで読んで欲しい。「意識高い系」を批判した記事ではないことがよく分かるだろう。

この記事に対するご批判で「単なる番組の宣伝」なるものがあった。私は番組の宣伝に協力したつもりはないものの、その批判はよく分かる。個人的には、もっとインタビュアー視点でプロフィール、ディレクターに突っ込むべきだったし、私の冠連載なので、主張するべきだったと思う。その批判は、真摯に受け止めるし、自分の実力が足りなかったことを認めよう。

しかしである。

この記事が、NEWS PICKSに取り上げられ、どうやら「炎上」してしまったようなのだ。

私自身、このサイトを覗いていないので、何人かからのタレコミで知った。

NEWS PICKSでのコメントをログインせずに読める限りと、Twitterで公開している人のコメントを読んでみたが、たしかに荒れ気味のようだ。中には、誹謗中傷、名誉毀損気味のものもある。

まあ、著者を8年やっているのでそれくらい慣れっこなのだが、申し訳ないが、ご本人たちは、恥ずかしくないのだろうか?

何度も言うように、著者なので、批判されるのは慣れっこである。それを「あいつ、また批判されていたぞ」なんていうのもナンセンスだ。

問題は批判の「質」「中身」である。

このコメントって、「記事を読んでいないこと」を可視化していないか?

むしろ、対談記事の中身は、意識高い系擁護、若者擁護ともいう内容である。

特に、プロデューサー、ディレクターの二人は、意識高い系を主人公としたわけではないこと、彼らとどう向き合うかなどを提案している。私もその意見に同調している。

これのどこが、意識高い系批判だと言えるのだろう。たんに記事の中の一部のキーワードに乗っかって自己主張と私への批判をしているだけではないか。

まあ、この手の批判には慣れっこなのだけど。

何人か「著名人」なる人も発言していたが、このレベルの発言が載るサイトのどこが「良質な意見が読めるサイト」といえるのだろう。



同サービスの売りは、識者がピックアップする記事とコメントが読めることだと認識しているが、このレベルのコメントが載るサービスのどこが有益なのだろう。

そして、批判的なコメントする人の内容、プロフィールなどが意識高い系だと思った次第だ。

東洋経済オンラインの連載で、後日、正式な批判、反論記事を書くが、「意識高い系」というのは、ある意味、エコシステムなのだと思う。要するに意識の高い系のネットワークができているというか。意識高い系(能力はあやしい)人が、これまた意識高い系を煽る、と。

そこで、意識高い系カリスマの会社には人が入るし、投資家などからお金が動く、と。

そして、意識高い系はいかにも、昭和の日本企業というか古い社会を批判するが、彼らは実はそのものじゃないか、と。彼らが忌み嫌うような昭和の日本の大企業社員と同じ行動パターンなのだ。範囲というか、カタチがかわっているだけで。

いくつかの事例をあげてみよう
「優秀な人との異業種交流飲みで今日も楽しい〜」
→昭和の接待、飲みにケーションと一緒である。

「◯◯社長のビジョンはすごい」
→昭和のカリスマ経営者礼賛とあまり変わらない。

「ウチには優秀な社員が揃っている」
→ウチの社員は優秀だというのは、昭和の経営者と一緒。その割には、売上も利益も伸びないよね。だいたい「優秀」ってなんだよ。

「Stay Hungry,Stay foolish.これだね」
→こういう名言受け売りって、昔は松下幸之助や本田宗一郎、盛田昭夫とかが引用されていたのだよね。

「◯◯さんの意見に賛同」
→組織をこえているが、派閥の論理と一緒。今回の記事、ニューズピックスで炎上気味だったようだが(ログインしていないのでちゃんと見てない)私に対しては直接批判してこない。意識高い系クラスタで同調。

どうせこんなもんだ。



というわけで、私は怒っている。意識高い系と、その擁護論者とのハルマゲドンが始まる。今後、東洋経済オンラインの連載にて、徹底的に「意識高い系」を研究し、反論していきたいと思う。



その前に、この、中途半端に「登録」状態になっているNEWS PICKSを解約することにしよう。使っていないのに、フォロワーが20人いた。いや、少ない方なのだろうけど。Facebookでログインしたからか、正しい解約法が分からない。誰か教えて欲しい。ハフィントン・ポスト、Yahoo!個人同様、自分が嫌いなサービスがまた増えてしまったが、正しいと思ったことをやっていこう。



この言葉の注目度はましていて、この本には4桁の追加注文が入った。発売後2年以上経つにも関わらずである。



最新作でも、意識高い系ではなく、ちゃんと努力する人を応援している。

というわけで、意識高い系と、その取り巻きは残念だと思った次第だ。

そして、残念な意見が跳梁跋扈するNEWS PICKSにさようなら。

追記(11時40分)
本文に載せようと思っていたが、そして、私の記事と意見が重なるのだが、青木勇気さんのツイートがよかった









そして、NEWS PICKSに取り上げられていた(笑)

さらに追記(12時30分)
やはり記事を書く前のツイートだが、これ、わかっていらっしゃる
そういうこと