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まるで『BRUTUS』の特集名みたいなタイトルをつけてしまったが、最近、雑誌が面白いなと思う。「読みたい」と思える特集がいっぱいだ。

雑誌は『BRUTUS』を必ず買い、『POPEYE』をたまに。他に、読みたいなと思ったものを買う。さらに、雑誌読み放題サービスdマガジンと美容室で、様々な媒体を気まぐれに。

「出版不況」なることがずっと言われているけれど、とはいえ読者としてネットニュースに物足りなさを感じることもよくあるわけで。一つのテーマで、しかも絶妙なバランスで(深さ、軽さなど)まとめてあり、読み応えがある。なんせ、これだけ雑誌が売れないと言われている時代に売ろうとしているわけだがから、その努力が適切な方向にいっているならば、切り口もアウトプットの質もどんどん良くなるのではないか、と。

なんせ、古い人間なので、しかも地方出身なので、雑誌とラジオは好き。「雑」というのがいいと思う。いや、実際は質は高く、雑多な情報に偶発的に出会えるという。

まあ、雑誌もちゃんとお金を払ってくれる、そして雑誌を元から好きな40代以上をかなーり意識しているのではないかと感じるのだけど。

昨日は打合せデーで、取材対応もいっぱい。雑誌には熱を感じる。隔月刊の雑誌で連載が決まった。楽しみだ。

改めて、媒体は「熱量」だと思う。つくり手にどれだけ熱があるか。読者にどれだけ熱があるか。当たり前だけど。ただ、その当たり前のレベルに達してない媒体が多すぎないか。まず、当たり前のことをやれよ、と。

読者としても、書き手としても、楽しむことをサボらずにいこう。うん。

そんなことを考えた40歳の昼。