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学生・市民・労働者諸君!レベル99の屈強な戦士でも秒速で卒倒しそうな超絶良エントリーを紹介しよう!盟友中川淳一郎が、リクナビNEXTのCMを徹底批判している。

「子供に夢を託すな」CMうぜぇよ 現実的な人間に価値はないのか?あと、ガキに言わせるあざとさやめろ
http://blog.goo.ne.jp/konotawake/e/5ffc2d9352c646743cadab3f6cbbbc57

言葉遣いがお下品すぎて、私には理解不能な部分も多かったが、ただ、彼の主張は一読の価値がある。こういう、夢とか人生とか言う言葉で踊らされている状態が気持ちわるい。そして、これもまた「ポエム化」する日本の象徴ではないか?


リクナビNEXTの「子どもに夢を託すな。」のCMについては、私も気持ち悪いと思い、昨年、批判エントリーを書いた。

「子どもに夢を託すな。」リクナビNEXTのCMはなぜ気持ち悪いのか
http://agora-web.jp/archives/1564379.html


また、リクルートグループが現在流している、「すべての人生が、素晴らしい」についても違和感がいっぱいだったので、批判エントリーを書いた。

「すべての人生が、すばらしい」リクルートポイントCM映像の感動と違和感
http://www.yo-hey.com/archives/54734769.html

そもそも、この手の「泣かせてやろう」というCMには、あざとさを感じる。こんなエントリーも書いた。

「泣かせてやろう」「シェアしてください」というCMの下心が気持ち悪い 感動の前提がズレている
http://www.yo-hey.com/archives/54738545.html

そんな私の気持ちを中川淳一郎は見事にくんでくれた。

「子供に夢を託すな 子供に夢を託すな 言い訳探して諦めたふり 大人も自分を生きろ 子供に夢を託すな 子供に夢を託すな 先は見えてるだなんて嘘、嘘 大人も自分を生きろ 本当はあるだろ? やりたいことが 自分のことをまず考えてゆけよ」

 この演出、歌詞、見た瞬間、オレ、すぐに広告代理店的思考法ってやつ分かったワケですよ。いやぁ、ひどい歌詞だな。別にオレらは人生諦めていないし、昼間の立ち食いソバ屋で「揚げ玉入れ放題」なんてことが分かったら狂乱して嬉しくなるし、負けると思っていたプレゼンで勝ったら狂喜乱舞するし、乗らない気分で行ったキャバクラでついてくれたキャバ嬢がノリが良かったら嬉しくなるし、人生にはいちいち「嬉しいポイント」ってのがあるわけですよ。

 このCMに出ている仏頂面のオッサンどもだって、別に「夢」だの大それたこと考えていなくて「今日の昼メシ、ウマいもの食いたいな」程度で案外幸せに生きているんだよ。それなのにこのクソCMは「幸せのインフレ」を押し付けようとしている。(省略)

 余計なお世話だ、このガキども! つーか、このCMを企画したお前らと、このCMを通したお前ら! いいか、世の中には「夢」なんかよりも重要なものがあるんだよ、バカ野郎。そこが分かっていないお前は徹底的にうんこを食い続け、家に帰ったら(省略)

 何が重要か! それはただ一つ。

「苦痛でない人生を送り、時々楽しいことを経験する」であるっ!

※なお、省略した部分を読みたい方は、原文を読んでほしい。ただし、食事中は避けるように


長い引用になってしまった。

私はそもそも、「人生」とか「夢」とかいう言葉が、こうも企業のCMで連呼されてしまうことが、気持ち悪いと捉えている。これは「人生」や「夢」を応援してそうで、逆にこれらのものを軽く扱っていないだろうか?まるで、90年代のJ-POPの歌詞で、やたらとサビで「愛」が連呼され、愛のデフレ化が起こったように。「人生」とか「夢」を連呼する企業、そのCMは逆にこれらの大切で重たいものを利用しきっている。アルマジロ交尾である。いや、あるまじき行為ではないか。「人生」「夢」の大安売りじゃないか。

これもまた、ポエム化なのだろう。ふわふわとした言葉で、「人生」や「夢」を語り、実は何も言っていないという状態だ。

だいたい、子供対大人、夢があるかどうかなんて安易すぎる図式である。

このCMに踊らされて転職した人、幸せになるんだろうか。まぁ、庶民もバカではないと思うのだが。



リクルートホールディングスの公式アカウントは、こんなことをつぶやいていた。大丈夫か?炎上狙いなのだろうか。なぜこの公式アカウントは炎上を恐れないのか。イケダハヤト師の本でも読んで洗脳されたからか。

そして、中川淳一郎が言うように、まずは普通の人生を応援しようよと思う。所詮、僕たちはガンダムのジムみたいなものなんだ。それでも幸せじゃないか。

時間やお金の若者離れが続く今日このごろだが、「人生」や「夢」を安易に連呼することで、人々を露頭に迷わさないで欲しい。

というわけで、こういうあざとい、ポエム化したCMを私たちはちゃんと監視しなければならないのだ。


今の私の気持ちを、札幌の偉大な先輩、フラットバッカーが歌っている。「ハードブロウ」という曲だ。

「いい加減にしなさいよ、今に痛いめにあうわよ」


心が洗われる曲だからぜひ聴くように。

そうそう、「ポエム化」の研究はムーブメントになっている。3月30日(日)には、TBSラジオ「文化系トークラジオLife」の「超絶!ポエム化する社会」をテーマにしたイベントが開催されるから、よろしければぜひ。

「子供に夢を託すな。」なんて言ってるけど、「夢」に利益創出を託しているように見えるから、みんな怒っているんだろうなぁ。