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そういや、リクルートのしかも名古屋時代つながりの人と浅草でランチしたのだけど、アベック定食なるものがあり、びっくりした。普通に美味しかった。

で、イケダハヤト師が、記事の中で有料メルマガ撤退した人の事例として私にふれている
有料メルマガは儲からない:名だたる著者が死屍累々な理由を考える

有料メルマガの読者が増えなかったのも事実、撤退したのも事実だし、その事実は私も隠したりはしていないし。ただ、有料コンテンツというか、コンテンツというものに対する考え方としてどうよというか、イケダハヤト師批判というわけではなく、修論を書き上げて、執筆活動や講演活動を少しだけだけどお休みして、もっというと、編集者やイベント会場に言われるままに仕事しまくった反省として、コンテンツについて思うことがあるので、数日以内に、入魂の原稿を書こう。

いや、ブロガーなるものはすぐに書かないといけないのだろうけど、本当に時間がないのと、しっかり残るものを書きたいので。

で、そこで引用する必要があるので、過去の無料メルマガをあげておこう。そう、無料メルマガは無料なかわり、アーカイブを載せない主義なのだ。私が送っている、実に普段の、月刊のもの。たまに、明らかに質が高い月(昨年は11月が好評だった)もあるのだけど。

私、書籍と一部のセミナー以外は、つまりネット上のものは基本、無料でいこうと思っている。だから、有料メルマガは二度とやらない。cakesとかは声かからないし。普段の連載とブログ、メルマガ、そして、Podcast陽平天国の乱に魂かける。

あ、無料メルマガ、登録してねー。毎月、これプラス2回くらい号外が。夜露死苦。


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■常見陽平メルマガ■『ほぼ毎月、業務月報』 第19号(2013年10月30日配信)
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「成長は誰とやるかで決まる!」誰もが尊敬するすごい営業マンが創った会社で働いてみよう http://www.s-shiori.com/con3/archives/2013/10/pr-1.html
━━━━━━━━■□■今月のアウトライン■□■━━━━━━━━━━
1. 陽平亭日常:「営業」というお仕事
2.中堅・中小企業向けの採用活動応援本をリリースしました
3.『普通に働け』が普通に盛り上がっています そして出版記念イベント
4.常見陽平記事傑作選
5.実録メシウマ日記
6.下町黒服情報
7.次号に向けて
1. 陽平亭日常:「営業」というお仕事

10年前の話だ。当時の部署で「営業」という職種の呼び名を変えようという話になった。単に「売る」という行為以外の、プロジェクト・マネジメント系の仕事が増えたからだ。議論は思ったよりも簡単ではなかった。結局、「営業兼プロジェクトコーディネーター」という名前になったのだが、その過程で気づいたのは「営業」という仕事は深いということだ。「セールス」とか「マーケティング」という横文字に対して、「しっくりこないなぁ・・・」と思っている人もいることだろう。そう、営業は実に様々な要素を含んでいる。

人材系の人だと思われている私だけど、結構な長い時間を営業系の部署で過ごしている。営業も約5年経験した。窓口として、営業されることもよくあった。ラッキーだったことは「すごい営業」と呼ばれる人と仕事をすることができたことだ。一方、がっかりするような営業も多数、見てきた。別に、その企業の中で評価が高かったからと言って、顧客からの評判が良いわけではない。「すごい営業」とは何かということを考えてみた。

すごい営業は、まず数字にこだわる。どんなことがあっても、数字にこだわる。「飛べない豚は、ただの豚だ」は宮崎アニメ『紅の豚』の名セリフだが、数字を作れない営業は、営業ではない。ただ、ゴリ押しで数字をつくる営業が評価されるわけがない。お客さんだってバカではない。気持よく数字をつくる、これが「すごい営業」の条件だ。自分が仕事をした人は、万が一、いくつかの商談がポシャったとしても、それでも目標達成できるように、商売のネタを仕込み続けていた。売れるまで帰ってこないという勢いで長期出張に出かけていった人もいた。ずっと電話し続けるためにタクシーを活用し、携帯を2台持つ人(通話とネットを分けた、オシャレな二台持ちというものではない)もいた。数字というのは、別に売上だけではない。その商品・サービスを導入した「効果」も大事なポイントだ。ちゃんと売上と同等かそれ以上の効果をお返ししなくてはならない。「効果」にもとことんこだわる。必ず、これを把握しているかどうか。これも問われることだろう。

すごい営業は、良い提案をする。「ちゃんと営業しているか」ということがよく話題になるが、訪問件数が多ければいいというわけではない。御用聞きなら、まだ御用を聞いているから価値があるが、訪問だけされても困ってしまう。逆に、こういう意味のない訪問を放置している取引先も、ベンダーコントロール力が低いと思う。ちゃんと筋のよい提案をしているかどうか。そのために、しっかりと顧客のヒアリングができているか。すごい営業は、初回のヒアリングをしっかりするために、最初から上司を連れて行く。上司を連れて行くと、向こうもえらい人が出てくる。いつもより、深く、多面的に聞けるはずである。また、相手の話だけをメモしてはダメ。しぐさ、何に反応したのかもチェックする。顧客が困っていること、満足するポイントを明確にする。訪問する前には、必ず上司と訪問の意図をすり合わせ、終わった後は、振り返りをする。提案は自分だけで考えない。みんなの知恵を総動員する。あの人は、あの会社は、いつも面白い提案をしてくれるというブランディング。これ大事。

すごい営業は、市場を創る。まずは、その顧客からお取引を頂くこと。ただ、その取引がその企業だけでなく、業界全体にどう広がるのかという視点を持っておきたい。そのニーズは他にも展開できないか、商品・サービスにすることができないかという視点。すべての新商品、新規事業は「不」の解消か、「快」の追求から生まれる。その一つの商談が、事業にならないか。こういう視点、大事。逆に言うと、こういう視点が持てるかどうかが、管理職になれるかどうか。さらに上の役職につけるかどうか。もっと言うと、会社員としてであれ、起業家としてであれ、事業をおこすことができるかどうかの違いだったりして。

営業というのは、プロフェッショナルのようで、究極のジェネラリストかもしれない。ずっと信じているのは、強い営業がいる企業こそ、強い企業であるということだ。強い営業と聞くと、ゴリゴリと売上を作ろうとする人をイメージするかもしれないが、そうではない。営業をしているアナタ、アナタは営業として強いだろうか。アナタの企業の営業は強いだろうか。この国の営業は強いだろうか。そんなことを考えた、39歳の昼。


営業に関するコラムはここまでで、お知らせです。リクルート時代の先輩、BOOさんこと酒井さんの会社が、アルバイトを募集しています。酒井さんは、本当にすごい営業でした。紹介文はこちら。

「成長は誰とやるかで決まる!」誰もが尊敬するすごい営業マンが創った会社で働いてみよう http://www.s-shiori.com/con3/archives/2013/10/pr-1.html

2.中堅・中小企業向けの採用活動応援本をリリースしました
初の採用本を出しました。

なぜ、あの中小企業ばかりに優秀な人材が集まるのか?-お金をかけずにできる、とっておきの採活(日刊工業新聞社)
http://www.amazon.co.jp/dp/4526071242/yoheycom-22

採用活動を成功させたい中堅・中小企業の社長さん、採用担当の方向けの本です。これまで、ネットのコラムや、研修施設の会報誌などで書いてきた連載をまとめつつ、大幅に加筆・修正しました。

どうすれば採用を成功させることができるのか、そもそも採用の成功とは何か。必要なスキルとマインドがすべてここに。
 
すでに採用活動に熱心に取り組んでいる企業の方にとっては釈迦に説法かもしれません。ただ、愛される採用とは何か、強い採用とは何かについてひたすら考えました。

採用担当の方、採用の裏側を知りたい大学教職員の方、就・転職活動中の方にオススメです。

Amazonでは好調のようです。実用書なので、初版2300部と、かなり部数が少なめなので、お早めに。よろしくお願いします!

3. 『普通に働け』が普通に(?)広がっています そして出版記念イベント
渾身の最新作、
『普通に働け』(イースト新書)
http://www.amazon.co.jp/dp/4781650120/yoheycom-22
ですが、いい感じで広がっているようです。

Amazonの在庫問題も解消されました。

育て上げネットの工藤啓さんにレビューを書いて頂きました。素敵です。ありがとうございました。
http://ameblo.jp/sodateage-kudo/entry-11643297868.html

現在の雇用・労働に関する言説を斬りつつ、真っ当なことを書いたつもりです。ぜひ、手にとってください。

11月22日(金)に出版記念イベントを高田馬場でやりますよ。豪華ゲスト、XとYとともに!お楽しみに!

まずは、ぜひ、書籍を手にとってください。よろしくお願いします!
http://www.amazon.co.jp/dp/4781650120/yoheycom-22

4. 常見記事傑作選

http://b.ams1.jp/?e=7G2KHD9Cyh5Dz76lqbB

「地獄の軍団」KISS日本武道館公演で考えた高齢化社会と消費
http://b.ams1.jp/?e=7G2KHD9Cyh5Dz8Nsqb9

「子どもに夢を託すな。」リクナビNEXTのCMはなぜ気持ち悪いのか
http://b.ams1.jp/?e=7G2KHD9Cyh5Dz9fsqb2

天野祐吉さん逝去に寄せて 私が『広告批評』読者だった頃 正しい故人の偲
び方
http://b.ams1.jp/?e=7G2KHD9Cyh5Dz0NsqbH

NEWSポストセブン|大学案内学長挨拶の平均文字数 国立と私立でどっちが長
いか
http://b.ams1.jp/?e=7G2KHD9Cyh5Dz1fsqbc

NEWSポストセブン|就活エントリーシートを共通化しても学生は救われないと
識者
http://b.ams1.jp/?e=7G2KHD9Cyh5Dz2Nsqbp

[キョウリュウジャーはブラック企業か? あえて、この言葉を手放して考え
る] All About News Dig
http://b.ams1.jp/?e=7G2KHD9Cyh5Dz3elqbI

[奨学金のことを心配しなくてよい社会は、実現できるのか]
All About News Dig #aa_nd
http://b.ams1.jp/?e=7G2KHD9Cyh5Dz4rlqbL

[高校生のキャリア教育は、やればいいってもんではない]
All About News Dig #aa_nd
http://b.ams1.jp/?e=7G2KHD9Cyh5Dz5elqbo
5.実録メシウマ日記
・日本中の焼き鳥が大手町に飛来 悶絶
大手町サンケイビルの地下にある全や連総本店は、日本中の焼き鳥、いや、美味いものを食べることができるお店。雰囲気も以外にオシャレ。アラフォー著者+編集者、カメラマンと盛り上がるの巻。仕事帰りに、イイね。
http://www.zenyaren.jp/

・下町の超絶素敵バーを再訪
久々に、曳舟のBAR Beeに行く。このお店、東京の東側、京成線や東武線方面に住んでいる人は、途中下車してでも行く価値あり。このお値段で、この高級感はお値打ち。ちなみに、この前、行ったら、初めて芸者さんと遭遇。そう、このあたりって向島があるので、花街なのだよね。
http://tabelog.com/tokyo/A1312/A131203/13053958/

・やっぱり、関西に行ったらお好み焼きを食べたい
いまや全国で関西風も広島府も食べることができる時代なのだけど、関西に行くとお好み焼きを食べなくちゃという気分になる。まだまだ有名店に行けていないのだけど。最近のお気に入りは新大阪駅に「めっせ熊」。牛すじ入りが絶品だった。
http://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27017718/

6.下町黒服情報
・文房具を買い漁る。RHODIAを10年近く使っているのだが、数年前に出たdotPad、これ使いやすいかも。要するに、方眼ではなくドットになっているわけだけど。修士論文の構想をまとめるのに大活躍。

・同じく、一筆箋を何種類か買った。用途に合わせて使い分けよう。

・ライブドアブログの10周年記念万年筆+メモ帳が当たった。普通に嬉しい。そう、著者になる前からずっとライブドアブログでブログを書き続けてきた。いま、ヒストリービューというのがあるので、9年分、眺めてみたが、だいぶ前は、本当に、普通に、会社員をしていて、それなりに悩んでいた。

・Apple Storeで学んだことは、画面の広さも大事だけど、解像度が大事だということ。MacBook Proの15インチRetinaモデルが急に気になり始めた。まあ、でも、修士論文は今のVAIO(デスクトップの21インチ)+MacBook Airだな。

・大学のスキャナが、とても速い感じ。紙の資料をどんどんスキャンしてしまおう。うん。

6.次回に向けて
・なんせ、修論です。最近、大幅に進みましたよ。11月にいったん書き上げて、先生やゼミの仲間に叩いてもらい、12月に書き上げる感じです。

・引き続き痩せます。

・11月は出張が結構多いですな。準備します。チケットとらないと。

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