同・級・生 (文春文庫)
同・級・生 (文春文庫)
クチコミを見る

柴門ふみの『同・級・生』を文庫で買い直した。いや、以前も持っていたのだけど、ホームパーティーなんかがあるたびに友人にプレゼントしたりして、何度も買い直しているのだ。このへんは『試み地平線』(北方謙三 講談社文庫)と一緒だ。

ふと気づいた。

正式なタイトルは『同・級・生』なんだね。中黒が入るのね。

実に久々に読んだので、忘れていた部分もいっぱい。

いかにもバブルな感じの話のようで、実は連載が始まった頃は昭和末期だったり。ドラマ化された頃が平成なんだよね。

で、この文春文庫による文庫版だが、「きれい」だと思った。いちいちページがきれいなの。最後にある柴門ふみ×秋元康×安田成美の特別座談会のためだけにでも買う価値あり。これ、読み応えあるね。柴門ふみが描きたかったのは「たけくらべ」らしい。平成版たけくらべなのだと(始まった頃は昭和だけど)。

なるほどね。

そして、「同い年の恋愛こそ本当の恋愛」なのだとか。

うむ、そして最近、こういうのは減ってる?

教え子たちの話を聞くと(厳密には聞いているわけではなく、聞こえてくる)、同い年の彼氏がいるって人、あまり聞かないなあ。

というわけで、何度も読み返しそうな傑作。

ぜひ、手にとってほしい。

女子と就活――20代からの「就・妊・婚」講座 (中公新書ラクレ)
女子と就活――20代からの「就・妊・婚」講座 (中公新書ラクレ)
クチコミを見る

あ、私の女子と就活よろしくね!

これも女子事情がわかる本。ぜひ。