ふと気づいた。
スティーブ・ジョブズの驚異のプレゼンって、実はテレビの通販番組と変わらないじゃんってことに。
どういうことか?
説明しよう。
ずばり、ポイントは「不」についての共感と、圧倒的な解決策なのだよね。
ジョブズは今までのツールの「不」について指摘し、訴えかける。というか「仮想敵(いや敵)」を作る。このiPhoneの発表なんかはいい例で、今までのスマートフォンやPDA(懐かしい)を敵にまわしているんだよね。「このスマートフォンのボタンってどうだろう」「スタイラスなんて使いたくないよね」とかね。
たまたま、今週、帰宅したら家で通販番組がかかっていて、それがね、見事にジョブズのプレゼンと一緒だったのよ。水をかけるとコゲがきれいに取れるフライパンだったんだけさ。「今までのフライパンでは大変ですよね。そこで・・・」ってパターン。
もちろん、ジョブズのプレゼンはスタイリッシュだ。よくできている。
でも・・・。実は基本に忠実なんじゃないかと思ったり。「不」の解消、あるいは「快」の提供こそ、商品・サービスが果す役割だからね。ユニークに見える部分が注目され、そこだけ真似した痛いプレゼンが増えているけど。あと、ゆっくり話すのはポイントだと思ったり。
・・・テレビの通販番組だけじゃなく、東急ハンズとかでデモ販売する人みたいにも見えてきたよ。
まあ、何を言うかよりも、誰が言うかってことなのかな?
・・・プレゼン。私もプロとしていつもやっているけど、課題はある。頑張りますかね。