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TwitterのTLにたまに「意識の高い学生」という言葉が登場する。

就職情報会社が企業に営業をかけるときの資料でも、「意識の高い学生を動員します」「意識の高い学生にリーチします」なんていう言葉が登場する。

学生団体のイベントPRにおいても、HPにおいても「意識の高い学生が集まりますので、刺激を受けてみませんか?」なんていう言葉がある。



「意識の高い学生」



なんて曖昧な言葉なんだろう?
実は意味って1つじゃないよな。

というか、見事に乱れた日本語なのかも。「○○に対して」という対象がすっかり抜け落ちているなと思ったり。

その対象は多くの場合
1.就活(あるいは、広い意味での自分の将来)
2.社会問題など
3.自分磨き
かな。

あるいは、対象はどうでもよくて、物事についてよく考えている学生、行動が前のめりになっている学生もさすのかな。



いつしか、Twitter上では、ややスラング化している様子もあり、「就活に一生懸命すぎる気持ち悪い学生」「リア充すぎる学生」という意味もあるかなぁ。うん、最近は学生を揶揄する文脈で使うことが多いかな。いわゆる就活エリート層とイコールになってきている?



私の学生時代を振り返っても、「意識の高い学生」がまぶしく見えたり、自分もそうなりたいような、でも実はなりたくないような、不思議な感情を抱いた時期があった。

それこそ、当時も就活の説明会や選考で出会った慶応の学生は、言葉遣いもしっかりしていて、社会のことをよく分かっていて、就活の常識やテクニックなんかも相当知っていて、でも、なんかプチオトナな感じがして、今思うと、こういう人を「意識の高い学生」と呼ぶのかなと思う一方で、「私には無理…」「こうはなりたくないな」と思ったことを思い出す。



まぁ、オトナたちからのないものねだりの視点はいったんおいておいて、学生から真にリスペクトされる学生ってどんな人だろう?


これまた、タイプ別、階層別によって違うのかな?私たちはもう一度手をつなぐことができるのかな?


それにしても、「意識の高い学生」にしろ「グローバル人材」にしろ「起業家タイプ」にしろ、そもそも「優秀」という言葉にしろ、就活は曖昧な言葉だらけだね。学生の側も企業の側も分かっていないからタチが悪い。

言葉の膨張。これもまた就活の課題かな。
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