就活難民にならないための大学生活30のルール就活難民にならないための大学生活30のルール
著者:常見 陽平
主婦の友社(2010-04-07)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

「リクナビが7つの約束」をしたところで、オトナたちが就活の問題について議論したところで、学生は就活をせざるを得ない。同様に、受験生は受験勉強をせざるを得ない。

Twitterで受験生とメッセージのやりとりをする機会があった。今日は彼らに対して、受験難民にならないためのエールとルールを綴ることにする。これは未来を担う若者に対する、私からの檄文である。

私は受験勉強が大嫌いだった。中学校に入学し、制服を着た瞬間、脱ぎたいと思った。画一的なこと、洗脳的な活動が大嫌いだったのだ。「自由になりたい」そんな衝動から、私は札幌南高校を志望した。当時は(今も?)、自分の学区で一番難しい高校だった。でも、制服がない環境で学びたい。そんな衝動から私は勉強に力をいれた。多感な時期に父親を無くし、担任の先生とイマイチ合わず勉強を放棄していた私は勉強に力をいれたところ、おかげ様で成績優秀者になった。生徒会長にもなった。我々を抑圧する拘束と制服に屈しつつも、「自由になりたい」そんな一心で私は勉強した。やや波乱や不安はあったものの、なんとか第一志望の札幌南高校に合格できた。

では、私は幸せになれたのか?そんなことは決してなかった。「自由な学校」札幌南高校で待っていたのは、結局、受験勉強でしかなかった。そして、地元の中学校でそこそこ優秀で目立っていた私も、高校では凡人でしかなかった。受験勉強という茶番、画一的な行動に私は嫌になる。授業中は睡眠時間か読書時間にあてた。まぁ、将来海外に行きたいという夢から英語だけは勉強したのだが。図書館で借りる岩波新書と小説、地下鉄南北線の澄川駅で降りて借りるCDだけが心の支えだった。

繰り返すが、受験勉強は大嫌いだった。こんな画一的な行動と、試験でいったいこの私の何が分かると言うのだ?受験勉強は私の頭脳を侵食する!私を洗脳する!私をつまらない人間にする!そんなアンチな気持ちから、私は本を読み、ロックを聞いた。バンドを組み、激しく下手だったがベースを弾いた。こんな茶番は大嫌いだ。

いま、私は就活に関する仕事をしている。なぜか?理由は様々あるが、そのうちのひとつに、私が就活において「茶番だ!」と思う場面に多数直面したわけであり、その怒りが背景にあることは言うまでもない。これは、まさに受験に感じた感情とまったく同じである。もちろん、バカでも暇人でもないし、それなりにオトナになったので、単なる感情論では世の中変わらないことは分かっている。だから、現実を直視しつつ、オピニオンを発信し、現場で、できることを一生懸命やっている。

話が拡散してしまった…。

受験勉強はしたくない。勉強がしたかったのだ。だから、頭が悪くならないために、本を読んだ。とはいえ、内地に出て勉強したかったのだ。岩波新書や別冊宝島を読みあさり、いつしか私は社会学を勉強したいと思うようになった。内地に行く時点で、親にはかなりの負担をかけるわけだ。できるだけ負担を軽減したいので国立大学である一橋大学を志望した。

ただ、はっきり言って、偏差値はまるで足りなかった。

でも、一橋大学で学びたいという衝動があった。

どうすればいいのだろう?まぁ、昔と今では受験のやり方も環境も変わっている部分はあるとは思うが、受験生に強く自分の道を進んでもらうために、私が取り組んだこと、彼ら彼女たちにこだわって欲しいことを書き記すことにする。なお、ここではあくまで、大学を受験しようと思い、志望校や学部もある程度決めていることを前提に書くことにする(これはこれで書くと長くなる…)。特に3年生向けに書く。受験に向かう時系列で書いている。

ぜひ、ご一読頂きたい。気に入ったら、お友達にも教えて頂きたい。


大学受験のバカヤロー!受験生よ、覚醒せよ!強い受験15のルール+1
■自分の現状を直視せよ!
自分が何が得意で、何が苦手かを直視せよ。「わかる」と「できる」は違うんだよ。模試の結果を読み返せ。過去問をやってみた結果を確認せよ。自分が伸ばすべきこと、克服すべきことを明らかにせよ。

■大学のことを知るのだ!
志望校がどんな大学なのかを知る。調べれば調べるほど、そこで学びたいという衝動が起こることだろう。

もちろん、出題傾向も理解する。赤本を10年分、読み物として読め。解いてみて、自分の足りないことは何かを再確認する。

■何点取るかを決めろ!
別に満点をとらなくても合格できる。満点を取ろうと思うから、焦るのだ。合格点に達するために、何点とればいいのかをシュミレーションする。今の状態でやって、何点足りないかを計算してみる。

■勉強時間の「投資分野」を決定せよ!
受験の日まで、何時間勉強できるか(するか)を明らかにする。平日、休日、それぞれ何時間勉強するかを決める。

例えば、平日で学校の勉強の他に8時間、休日に12時間勉強するとしたならば、今から2月上旬までざっくり400時間弱ある。この時間を投資すると考えるのである。「古文は苦手だから50時間使おう」「社会には70時間使おう」「センター試験の練習を同じ時間割で3回やろう」など、戦略的な投資が可能になってくる。

■レコーディング受験勉強をせよ!
上記の投資計画に対して、実際どこまでやったかをノート、メモ帳、あるいはエクセルなどで可視化する。毎日、グラフをプリントアウトして、壁に貼るのもいいだろう。ラジオ体操のスタンプと一緒である。頑張った実績を可視化しよう。

■過去問と答を全部覚えろ!
実際、私が取り組んだのはこれ。まずは傾向を分析し、思考プロセスを覚える。過去問をすらすら解けることは合格への条件。

ただ、後述するが、全部解けなくても構わない。

■スポーツを参考にして、心と身体の管理に取り組め!
受験の日に最高のパフォーマンスを発揮できるように、仕上げていこう。

ここはスポーツなんかが参考になる。Numberなんかを読んで、プロがどのように心身の管理を行っているかを学ぼう。

■適度な息抜きを用意する!
私は、毎日のようにプロレスかヘビメタのビデオを観ていた。学校に行く日はテンションが上がる曲を聴いていた。これ、大事。

■健全な反骨精神を大事にする!
「くそ、俺に受験勉強なんかさせやがって、このやろう!」
まぁ、暗黒面に落ちない程度に、反骨精神を大切にする。

■大学のOB一覧、教授一覧をチェックする!
どんな人材を輩出したのか、どんな教授のもとで学べるのかをチェックし、テンションを上げる。

■絶対に下見に行け!
第一志望の大学は絶対に下見に行くこと。私は、国立駅に降りた瞬間、この街で、この大学で学びたいと思った。テンション上がるのだ。

直前ももちろん下見に行くこと。駅からの道のり、トイレの場所などチェックすること。

■駅を降りてから、会場に到着するまで「永ちゃん永ちゃん」か「猪木ボンバイエ」を連呼せよ!
私は国立駅を降りてから、受験会場の教室に着くまで「猪木ボンバイエ」を心の中で連呼した。そして、「炎のファイター」が流れていた、やはり心の中で。

■受験はライブだと思え!
ライブに学べ!その制限時間で最高のパフォーマンスをしている姿を想像する。リフ、ギターソロ、アンコール、それぞれを最高に盛り上げている様子をイメージし、実践する。例えば、筆者の気持ちについて説明する200文字はギターソロだととらえよ!

■解く問題を決めろ!
例えば、一橋大学の数学は5題中2題は確実に解ける問題。他、3題はなかなか難しい。まず、問題を読み、どの問題を落とさないか、意思決定する。

■時間の余裕を持て!
必ず見直し、やり直しの時間を確保する。

■番外編:酒、煙草、夜遊びはやめろ(当たり前だけど)!
えーと、別に未成年の皆さんを疑っているわけでも、助長しているわけでもない前提で聞いてほしい。まず、これらのものは未成年はやっちゃだめだからね。

で、実話として、普段から飲酒する習慣がないのに、受験の時に眠れないという理由で思わずビールを飲み、さらに体調が崩れてしまったという受験生を知っている。えーとね、漫画やドラマの影響を受けすぎ!お酒を飲めば眠くなるのは相当飲んだ状態であり、いったんはちょっと興奮してむしろ眠れないからね。

落ち着きたいという理由で、あまり吸ったことがないのに煙草を吸うって人もいたな。駄目だってば。

そして…。受験で上京していたときに思わず風俗に行ったとか、部屋でAVを観たって人も知っているが…。論外!

こんな感じ?

大学全入時代(って、プロモーション用の言葉なんだけど)と言われつつ、いまだに受験はあるわけで。私の頃は受験=悪という論調もあったわけだけど、最近は就活=悪という声におされ、そんな声も目立たなくなっているわけだけど。

就活が茶番であるように、受験もまだ茶番の要素はあると思う。

とはいえ、受験を批判したところで、就活を批判したところで、眼の前にいる受験生、就活生はやらざるを得ないわけなんだな。

そして、受験の先、就活の先にも幸せは約束されているわけではない。

私が大学に合格し、アパートを借りようとした際に、不動産屋さんの営業の方は母にこう言った。「一橋大学に入ったってことは、お子さんはレールに乗ったようなもんですよ」実際はそんなことなかった。まぁ、分不相応に優遇された部分はあるのだと思うけど、いまもレールに乗るどころか、レールの材料を探すような感じよ。

これから先の人生は、ずっと荒野を歩き、地平線を目指すわけだよ。それをカワイソウと呼ぶか、わくわくと呼ぶか。それは自分次第。

まぁ、世の中理不尽だけど、すぐには変わってくれない。強くなるか、楽しむかしかないのだよ。

魂が腐敗し、道義が頽廃する時代だからこそ、皆さんの健全な野心に期待したいのだ。日本はどうなるのか?分からない。いや、日本最弱論を唱えてもしょうがない。評論家になるな、当事者になれ。オトナたちにナメられるな。我が国は自己欺瞞と自己冒涜の道を歩もうとしているかもしれない。排除の空気に唾を吐け。魂をアウトソーシングするな。

こんな時代だからこそ、強い日本、熱い日本、面白い日本を創ろうではあるまいか。私は、それに向かい、今、出来ることをマジでやろう。

まず、受験なんか乗り越えろ。そして、未来を創れ。

いや、若者に期待しすぎるのは良くないと思ったりもする。でも、私は皆さんの分不相応なチャレンジ、こんな時代の未来に向けて一歩踏み出すロック魂に期待したのだ。

未来は素晴らしいに決まっている!

万国の受験生よ、覚醒せよ!

そうだ、この本、高校生にも読んでもらいたいのだ。ぜひ、チェックを!

おやすみなさい。愛しています。
↓よろしければポチリと
人気ブログランキング