人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド 「自立」〈インディ〉から「相互依存」〈インタディ〉へ人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド 「自立」〈インディ〉から「相互依存」〈インタディ〉へ
著者:勝間 和代
ディスカヴァー・トゥエンティワン(2010-12-10)
販売元:Amazon.co.jp
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昨日という日は、実に気持ちいい1日だった。

日本武道館への矢沢永吉詣の日である。数ヶ月前にチケットをゲットし、この日の夜の予定を完全にブロックし、臨んだ。

リクルート時代の最初の上司であり、その後マクロミルの社長になり、現在は起業している辻本秀幸さん、高校からの友人宇高君、大学の20代の友人ヨシアキ君と行った。この仲間で矢沢詣をするのは、恒例行事である。

うん、この日の武道館は実に気持ちよい空間で、あたたかい時間を過ごせたのだ。永ちゃんの武道館に初めて行ったのは、99年の12月だ。あの頃も既にファン層が広がったと言われた時期だったけど、まだまだヤンキー風のファンも多かったかなぁ。席についた途端、ヤンキー風の人から「兄ちゃんたち、どっから来たの?俺たち、茨城から来たんだ」と声をかけられたっけ。

あまりネタバレするのもあれなので詳しくは書かないが、いやー、素敵だった。今回は新曲中心とのことだったのだけど、過去最高に楽しめたかも。開始前の煽り映像に興奮。「歌い続けた38年間。今まで見たことのない矢沢永吉を見せてやる!」このメッセージの段階で涙。そして、矢沢永吉の登場シーンはかなりのサプライズだった。演出面で新しいトライが多くみられた。

MCも素敵だったな。

「人間はそんなに器用になれないし、器用になるべきじゃない」という言葉にジーンときたり。

「"永ちゃんはズルいです。5分しかステージに立ってくれないんですから。2時間が5分に感じます"ってファンに言われたのよ。今日も最高の時間にするからヨロシク」

「今回のツアーではニューアルバムの曲を全部やるって決めたんだ。ビートルズが来日したとき、俺は行けなかったんだけど、放送されたものは"Paperback Writer"とか知らない曲をやっていた。俺たちの好きな曲やってくれよって思った。彼らは新曲を披露したかったんだろうな。そして、矢沢も今、同じことやってます!」

「止まらないHa〜Ha」でのタオル投げも、久々に聴く「I LOVE YOU,OK」も素敵だったな。

「帰りに最高に美味いビール飲んでください!」という恒例のMCに促され、タクシーで青山和伊成へ。辻本さんと一緒に働いていた時の、職場の先輩、宍戸さんのお店なのだ。

かなりお年寄りのタクシーの運転手さんはこう言った。「今日は武道館で何があったんだい?俺も昔、ここでビートルズ観たんだ。1曲目が"Paperback Writer"だったんだよね」

神がかっている!

辻本さん、宇高君、ヨシアキ君との飲みはいちいち素敵だった。辻本さんの話が熱かった。辻本さんは自分の父のような人だ。「兄くらいにしておいてくれよ」と本人は苦笑いするのだが。99年からまさに一緒に矢沢永吉に通っている。この間、辻本さんは様々なトライをしている。ふと気づいた。普段は私の方から「辻本さん、今年も永ちゃんのチケット取れましたよ!」と言うのだが、何年かに一度「常見、永ちゃんのチケット取ってくれ!」と言われる。まさに人生の大きな転機の年はそうなんだな。リクルートを卒業した際も、起業した際もそうだった。

日本のIT企業の発展のために、彼は様々な人を巻き込み、仕掛けている。酔っ払って私は何度か、「今の日本には辻本秀幸が足りない!」そう言ったっけ。

辻本さんは最初の上司だった。厳しさと愛がある方だった。何度も泣きながら終電やタクシーに乗った。「辻本が上司だって言うのは、素晴らしいことだ」他の上司にはよくそう言われたのだけど、今になってその意味がよくわかる。「スピードとギラギラ」「結局、やるかやらんかや」が口癖だった。彼が私に要求した高い「当たり前基準」(って私はそれを全然クリアできなかったのだけど)は間違いなく自分の血や肉になっている。

再会を約束し、タクシーで帰宅。ジワっときた。

この日の昼に、勝間和代さんの新作『人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド 「自立」〈インディ〉から「相互依存」〈インタディ〉へ』を読んだのは偶然だろうか、必然だろうか。ディスカヴァー・トゥエンティワンの干場社長のTwitterなどで前評判がよかったので気になっていたのだ。

率直な読後感を言うと、まるで永ちゃんの『アー・ユー・ハッピー?』を読んだ後のような感覚だったのだ。永ちゃんの武道館に行くこの日に、この感覚を味わったことは実に奇遇である。

若者の永遠のバイブル『成り上がり』から約20年後、50歳になる頃の矢沢の心境を語った『アー・ユー・ハッピー?』は、実に優しい本だった。ある意味、矢沢永吉の「人間宣言」だったと思う。

『成り上がり』には実に激しい上昇志向を感じたし、実際、20代後半にして日本武道館や後楽園球場のステージに立った矢沢永吉の熱量を感じる本だった。『アー・ユー・ハッピー?』はその後、腹心の部下に騙され35億円の借金を背負ったことに代表される、矢沢永吉の困難と、それを乗り越えていく過程を描いたものだった。

永ちゃんはたまに「20代は頑張ってがっついて手を伸ばしても、何か足りないような気がしていた」とMCで言う。そして、サクセスよりもビッグになることよりも、ハッピーであることが大切だと気づいたのだと思う。

勝間さんの新作も、ある意味、勝間和代の「人間宣言」であるかのように感じた。実に自然体で、優しい本だった。「自立」〈インディ〉から「相互依存」〈インタディ〉というコンセプトがまとめられている。

まぁ、書き下ろしとのことだったのだけど、いつもの勝間節だなぁと思ったりする部分や、私には既に当たり前のことももちろん書かれていたのだけど。

彼女の雇用関連のご意見に関しては、相変わらず首を傾げることも多いのだけど。

でも、この「優しい」読後感が非常に印象的だったのだ。

永ちゃんと辻本さんと勝間さんが自分の中で妙につながった日だったのだ。

ハッピーって素敵だねと思った1日だった。

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