新ナニワ金融道 8 (SPA COMICS)新ナニワ金融道 8 (SPA COMICS)
著者:青木雄二プロダクション
扶桑社(2010-09-18)
販売元:Amazon.co.jp
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金曜日。

今日は過密スケジュール。

いつもより1時間早く3時半に起きて原稿や企画書を書き始める。…まだまだ終わらない。

会社に寄った後、某社で打ち合わせ2件。うち1件は母校の学生たちと一緒。某社の社長の講演会を企画しているのだ。11月に実施予定。楽しみ。

その後、某テレビ局と喫茶店で打ち合わせ。自分にしてはちょっと珍しい「学園祭」をテーマにした番組。楽しみ。

京橋に移動して、ニッチモさんにお邪魔する。最近、オフィス移転したのだよね。著書を献本したのだけど、戻ってきちゃったんだな。久々に荻野進介さんと遭遇。同じビルにあるR社の大先輩のオフィスにもお邪魔し、お茶。エキサイティングな話が多数出る。

日野に移動して実践女子大学の講義。今日から冬学期スタート。その前に、夏学期の講義評価の結果を頂く。うーん、厳しい結果だった。夏学期は2コマ持っていたのだが、「平均点」だった。片方のコマは微妙に平均点を下回っていた。うーん、自分でも講演と講義の違いに戸惑っていたのだけど、「絶対に人気講座にする」と思っていただけに残念。いや、反省点は明確。講演と講義の違いを意識することにつきる。説明は分かりやすくしつつも、深い内容を伝えることだな。皆が参加する要素も増やしていきたい。ココだけの話をいっぱい盛り込むことだな。うん。

というわけで、気持ちを引き締めて臨んだ冬学期の講義第1回目だけど、うん、いい感じの反応だったと思う。終了後はさっそく3人の学生が残ってくれて、質問・相談してくれた。嬉しいな。頑張る。

オフィスに戻り、土曜日に実施するセミナーの最終チェック。

新橋に移動して、昼とは別のテレビ局と打ち合わせ。報道番組。出演になるかどうかはまだ分からないし、日程も未定だけど、確定したら現場視点で問題提起をすることにしよう。現在、検討されたり、提案されているいくつかのトンデモ提案では若者が決して救われないことをお伝えしよう。

夜は大学の先生や研修関係者の方と飲み。館山海の物産センター 銀座 船形というお店。魚が美味しい店だった。ご馳走になった上、結婚祝いまで頂く。そして、頼みすぎてお腹いっぱいになった頃に出てきたキンメダイの煮付けを持ち帰らせて頂く。感激。

帰宅してからは妻と一緒に『北の国から』の連ドラ編の最終巻を観る。せつねー。泣ける。実に久々に観たな。いや、どんな終わり方だったかなぁって思っていたのだ。

睡眠不足なのでゆっくり寝る。ふー。

そうそう、人前で話すときにどんなことに気をつけていたかなと思ったら、2008年の1月に書いた原稿のことを思い出した。デビュー2作目の『ヒーロー社員になろう!』のボツ原稿なのだ。プレゼンに関して、まるごと1章書こうと思っていたのだが、編集方針の関係で全ボツにしたのだ。まぁ、正しい判断だと思っている。

今の私のプレゼンはもっと進化している一方、細かい所を敢えて気にしていない部分もあるのだけど。当時の原稿から項目見出しとポイントを共有。

プレゼンのための30のポイント 2008年春
■プレゼンの前提
プレゼンとは何か?これ自体、意外になじみのない言葉かも知れない。広告業界や、コンサルティング業界の文化だと思っている人もいることだろう。20人くらいの人を前にノートPCやプロジェクターを使って発表する光景を思い浮かべるかもしれない。

でも、実はどの仕事でも身近なことなのだ、プレゼンは。「考えたこと」を「相手」に対して「伝え」、なんらかの「アクション」を勝ち取る行為はすべてプレゼンなのではないかと思っている。取引先や社内の同僚に対して1対1で伝えることもプレゼンです。やや極端ですが、上司の机に行って、状況を報告し、対応の方向性を伝えて承認を得るのも立派なプレゼンかも。

プレゼンは「内容そのもの」×「伝わるかどうか」×「動くかどうか」が大事だと思うのだ。

■プレゼンの「内容」について気をつけたい7つのポイント
1.相手は「どんな人」なのかを考える
どんな人かによって伝える内容やレベル感は変わる。

商談の場合は「現場への近さ(直接担当かどうか)」×「決裁権があるか」がポイントかも。

2.タイトルのインパクト
一目見て分かりやすく、かつ、話を聞きたくなるようなタイトルにする。

これによって、その話を聞いてみたいと思うかどうかも分かれたりする。

3.テーマ、ポイントをしぼる。
人間が集中できる時間は意外に短い。消化不良を起こさないためにも、テーマ、ポイントは絞る傾向で行く(…できていない)。

4.「共通言語」と「専門用語」のバランス
これは1と関係するかも。「専門用語」は分かっていそうな場合も念のために軽く説明する。

たまに出現するのが、「恐怖!横文字男」。ビジネス用語、専門用語などの横文字を連呼する。…受け手の解釈するパワーがかかるだけ。ルー大柴さんじゃないんだから(まぁ、ルーさんはまだ分かりやすいけど)。

たまに、鼻についたり、逆に相手が自信を失ったり、プライドを傷つけることもあるので、ここも配慮すべき。

まぁ、人によってはそこに魅力を感じる人もいるのだけど。

5.「自分たちが調べたこと」で「相手が知りたいこと」に絞る傾向で
「言わずもがな」の相手が知っているであろうことは極力少なめにし、自分たちが調べたこと、かつ、相手が知りたいことを中心に提案する。

6.提案の提供価値は何か?
当たり前だけど。相手が得する提案になっているのか?

7.資料は「根拠」「出所」を明確に
ビジネス文書作成の、基本中の基本。各種データなどは「根拠」、「出所」を明確にする。これを明確にしないと、相手は判断できないし、信頼もできない。

■伝えるために気をつけたい9つのポイント
1.最初に結論、アウトラインを話す。
聞く側のストレスはなくなる。頭がすっきりするかも。

2.1シート1メッセージ
いわゆる、マッキンゼーフォーマット?ぱっと見て分かるように。

3.文字に頼らず、図、グラフ、写真などを活用する
…と言いつつ、私の弱い所なんだけど。

「えー、わが国におきましてー、えー、○×の市場は、えー、草創期の19○×年より年率○%で推移しており・・・」など、グダグダ言うよりも、グラフを見せたほうが早いわけだ。

4.フォントの種類、色の数は絞る
フォントは2、3種類。色もできるだけしぼる。

5.今、どこを話しているのか明確にする
相手のストレスを軽減するための大事な取り組み。ちょっと長い説明になると、集中力が落ちてくる。シート上にも現在、どこを話しているのかを明記するとよい。

6.各パートで、まとめのコメントをする
何が言いたかったのかを分かるように。

7.参加者の目を見て語りかける。
基本中の基本。スクリーン、手元の資料やノートPCなどばかり見るのはダメ。

8.自分だけでプレゼンせず、ところどころ相手にふる
「いかがですかね、このポイント?」
「この中でこんな経験がある方、いらっしゃいますか?」など。

相手の参加意識もあがる。
すべっていないかをチェックすることもできる。

9.意外にも「服装」「雰囲気」
TPOに合わせて考慮。一緒にプレゼンする人がいたらかぶらないようにする。私がウチの社長と一緒に講演する際、ほぼ必ずやるのは朝「今日はどんなスーツですか?」と服装を確認することだったりする。

■アクションに移してもらうための7つのポイント
1.キーマンを呼ぶ
ビジネスのプレゼンの場合は、参加者にキーマン(その案件を進める上で鍵を握る人)を呼ぶべき。

商談の場合、「こちらも部長が同席しますので」「役員を連れてきます」などと伝えると、先方にもキーマンに参加してもらいやすくなる。

2.一人歩きしても大丈夫な資料にする
それでもキーマンが参加できないということはよくある。どういう資料か、説明を聞かなくても理解できる資料、そそる資料にする。

参加しなかったキーマンが後で悔しがるような資料を目指したい。

ヒントになるのは、先方のキーマンと同じくらいの役職の上司に、一度その資料を読んでもらうこと。各役職により、見える視界は違う。

3.相手の意見を確認する
プレゼンは一方通行では絶対にダメ。極論するならば、プレゼンは「する」ものではなく「一緒に時間、空間をつくりあげる」こと。

「こちらでは、このように考えたのですが、実態と比較していかがでしょうか?」、「率直に、この件について、どのようにお感じでしょうか?」などふってズレをなくす。

別に提案内容に対して不満の声が出たとしても、構わない。絶対に、導入する上での課題は出てくるもの。むしろ、ここでは、不満の声も含め、そもそも相手が反応するということ自体が大事。

4.「どこをメモしたのか」「どこで眼が輝いたのか」「頷いたのか」をチェックする。
プレゼン中は相手の反応をしっかりチェック。提案を受けての言動もそうだが、実はこの素の反応自体が相手に企画が刺さっているかどうかのバロメーター。

相手がどこでメモをとったのか、どこで眼が輝いたのか、頷いたのかをチェックする。

頷きに関しては、「相手が離しやすくするための頷き」ではなく、「素の頷き」だったのかどうかがポイントです。この2つの頷きは実は、角度や深さが違う。

意外は反応こそが、実は潜在ニーズそのものであることがよくある。

5.実行する上での課題」を正直に提示する
どんな提案にも、「実行する上での課題」はあるはず。

素晴らしい提案だったとしても、例えばかかる金額がこれまでの提案よりも高かったり、成功させるためには内部の体制づくりが必要だったり。

どの商品やサービスも、一長一短はあるもの。ここは包み隠さず提示したほうが信頼を得られる。ここを曖昧にしていると、あとでトラブルのもとに。

6.「感動」「サプライズ」
人間は理屈だけで動くわけではない。

例えば、ユーザーの声、従業員の声などを盛り込む。生々しいメッセージが相手の琴線に触れる。

7.「私がついています」という安心感
「あなたの役に立ちたい」という気持ちを率直に伝える。

■プレゼンで、もう1歩こだわりたい7つのポイント
1.フォローこそ大切
プレゼンが終わった後のフォローこそ大切。

電話やメールを入れる、次の打ち合わせをセッティングする、やってもらうことのプッシュなど。

2.実は「管理」が大事
資料作成のスケジューリング、当日にむけた健康管理など。

3.準備は万全に
身だしなみ、機材など今一度チェック。

特に身だしなみの最終確認は、絶対に参加者が見ない場所で行う。

4.会場は暗くしない
一番前の明かりだけを消す、ダウンライトを使用するなど、照明の調整にはこだわる。

画面がはっきり見えて、発表者と参加者の表情がそれぞれ見える明るさに調整するべき。

5.思ったことを思ったように話す
その場のライブ感が大事。準備は冷静に。当日はあえて感情的にした方がいいかも。

6.参加者を観察する
参加者の中には、役職、年齢、性別などが違う、様々な人がいる。

観察する人を数人設定する。

誰に刺さっているのかを確認する。

あるいは、誰に一番響かせたいのかを意識するべきかも。「この人にはこんな内容のアンケートを書いてもらうぞ」と考えると主張がはっきりするかも。

7.身振り、手振り
内容を効果的に伝えるためにも、参加者を飽きさせないためにも、身振り手振りはとても大事。

やりすぎるとうるさくなるので、自然体で感情の赴くままに動くとよいかな。

例えば、「NO.1」、「成長」などについて話すときは、手を上に振り上げるアクションをとるなど。

「右肩が上がり」を強調するには、自分の右手を左肩に向けて傾けると、相手からは右肩上がりに見える(…アソシエに出ていたLMI小笹社長のプレゼン術に学んだことだったりする)

強調をする際は、マイクを握らない方の手でこぶしをつくり、それを振り上げたり、前後させるアクションなんかも。

バラエティーの司会の動作、政治家の演説、ミュージシャンのアクション、特撮のアクションは実は参考になる。

…2年半前はこんなことを考えていたのか。

読み返してみると基本だな。ただ、基本が大事なんだな。SUGIZOは「弾けない奴がラフに弾くなんて言うな」という趣旨のことを言っていたが、そのとおりだと思う。自分スタイルも基本があってからこそ。

最近の私はより、自然体であまり気にせずやっているかな。盛り込みすぎの傾向があるのでもっとメッセージを絞ることにしよう。



今日のオススメアイテムはこれ。『新ナニワ金融道』の最新刊。新興宗教編。うん、面白い。しかし、このシリーズに出てくる社名とか店名ってお下品ですごいな。

陽平本は絶賛発売中!

最新作は自信作なのでぜひ!Amazonはまた在庫切れだけど、すぐに復活すると信じている。そして、楽天は在庫あり。

こんな嬉しいコメントを頂き、感激。嬉しくて何度も読み返した。

『絶対やってはいけない!負ける面接100』にはAmazonでレビューがついた。嬉しいな。

今日はセミナー。帰宅してからは国勢調査と原稿執筆。頑張る。

おやすみなさい。愛しています。
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